新たな歴史へ飛躍期す　帯広市帯広第一中が開校７０周年記念式典

（学校 2017-11-28付）

生徒や歴代教職員、同窓生、保護者など約７００人が出席した

　【帯広発】帯広市立帯広第一中学校（笹木卓三校長）の開校七十周年記念式典が十九日、同校で執り行われた。全校生徒や歴代教職員、同窓生、保護者など約七百人が出席。七十年の節目を祝うとともに、今後のさらなる発展を誓い合った。

　同校は、昭和八年創設された啓北高等小学校を前身に昭和二十二年に現在の帯広第一中学校として開校。教育目標に「たくましくねばり強い一中生」「心豊かで向上心のある一中生」「よく考え自ら行動する一中生」を掲げ、これまで二万七千六百五十四人の卒業生を輩出してきた。

　式典では、はじめに笹木校長が式辞。同校のこれまでの歴史を振り返り「これまで先輩たちが幾つもの困難を乗り越えてきた熱意と行動力を受け継ぎ、今後も〝ナンバーワンへの挑戦〟を合言葉に前進していきたい」と述べた。

　続いて、開校七十周年記念協賛会の久光宏明会長があいさつに立ち、先人たちが積み上げてきたよき伝統を継承していく大切さを強調した上で、同校の発展を祈念した。

　つぎに、来賓を代表して帯広市の米沢則寿市長、帯広市議会の小森唯永議長、帯広市教委の嶋﨑隆則教育長が祝辞。うち、米沢市長は同校のこれまでの特色ある教育活動の推進に敬意を表した上で「生徒の皆さんには、自分の可能性を信じ、自らの道を自ら切り拓いていくという気持ちを大切にして、夢や希望に向かって歩みを進めてほしい」と激励した。

　引き続き、同校の発展に寄与した歴代校長や歴代ＰＴＡ会長などに感謝状を贈呈した。

　在校生を代表してあいさつに立った生徒会長の金澤優香さんは、同校の教育活動を紹介した上で「本校の重点目標〝Ｂｅｃｏｍｅ　ｔｈｅ　ｆｉｒｓｔ（一流になれ）〟を胸に、先輩たちが築き上げてきたよき伝統を未来の生徒につなげれるよう努力していきたい」と誓った。

　このあと行った全校合唱では、同校の笹木校長が作詞、関谷勝之教諭が作曲したオリジナル曲「希望」を披露し、七十周年の節目を祝った。

(学校 2017-11-28付)