【平成３０年を迎えて　教育研究団体に聞く】北海道特別支援教育研究協議会　松浦孝寿会長

（関係団体 2018-01-11付）

　平成三十年の新春を迎え、謹んで年頭のお慶びを申し上げます。また、平素より本協議会の活動に対しまして、ご理解、ご協力を賜り心よりお礼申し上げます。

　さて、本協議会は、昭和五十四年の養護学校義務化の年に発足し、ことしで四十年を迎える道内知的障がい特別支援学校の教職員を主な対象とした任意の研究団体です。障がいのある子どもの教育環境は「特殊教育」から「特別支援教育」に大きく転換が図られ、十二年目を迎えました。「子ども一人ひとりのニーズに応じた教育」を充実していくことは特殊教育の時代から変わることない不易なことであり、本協議会はこの基本的な考えを大切にして、これまで各学校の研究や実践を進め、道内知的障がい教育に大きな成果をあげてきました。今後は共生社会の実現に向け、インクルーシブ教育システム構築のために寄与していきます。

昨年七月には道内四ヵ所で地区大会を開催しました。「夢や志をもち、社会の一員として地域とかかわり、自分らしく豊かに生活できる児童生徒を育てるために」と大会主題を据え、各地区大会で活発に研究協議を行い、有意義な研究会となりました。

私たちは、障がいのある子どもたちが学校卒業後の豊かな地域生活を送るために必要な「生きる力」の育成を目指し、「主体的・対話的で深い学び」を教職員自らが実践できるように進めてまいります。今後とも、皆様のご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

▼新年の事業計画

▽全道研究大会

・期日＝７月３０日（月）～３１日（火）

・会場＝小樽高等支援学校

▼事務局＝小樽高等支援学校（事務局長―児玉倫政教頭）

(関係団体 2018-01-11付)