道特別支援学校長会が冬季研　コンプライアンスで宮崎会長　信頼される学校づくりを

（関係団体 2018-01-10付）

５９人が参加し、部会別研究協議などに臨んだ

　道特別支援学校長会は四・五日、札幌市内のかでる２・７で冬季研究協議会を開いた。宮崎真彰会長があいさつに立ち、教育活動とコンプライアンスにふれ、信頼される学校づくりに向け決意を新たにした。

　冬季研には、五十九人が参加。初日の開会式では、宮崎会長があいさつに立ち、学校経営の現状と課題にかかわり、①教育活動とコンプライアンス②キャリアステージの資質向上③学習指導要領の改訂への対応―の三点にふれた。

　①については「体罰や服務規律に反する不祥事の根絶や再発防止に向けて見直しを迫られる一年だった」と振り返り「ことしは不祥事ゼロとなるよう、信頼される学校づくりに取り組んでいきたい」と決意を新たにした。

　②では、教職員の育成について「年齢とキャリアステージとの間に大きなギャップを生まないことが育成のカギ」と指摘。「教職員には、多様で複雑な学校課題に向き合う強い使命感と生徒への深い愛情が求められる」と述べ、各校などで資質向上に努めるよう求めた。

　③については「改訂の要点の理解は、国家百年の大計を担う教育公務員としての使命と責任の指針であり、子どもたちを育てる教職員が一丸となるチャンス」などと述べた。

　このあと、初日は研究協議Ⅰ（部会別研究協議）、同Ⅱ（全体会・研究部会報告）、同Ⅲ（障がい種別研究協議）を実施。また、道立特別支援教育センターの木村浩紀所長が情報提供、道教委の西村泉教育指導監が講話を行った。

　二日目は、東北福祉大学教育学部の大西孝志教授が「次期学習指導要領のポイントと学校経営」と題して講演。そのあと、研究協議Ⅳとして、次年度の研究テーマや施策提言などについて協議した。

(関係団体 2018-01-10付)