３中学校区でＣＳ導入　３１年１月までに―旭川市教委

（市町村 2018-01-19付）

　【旭川発】旭川市教委は三十年度、小中連携・一貫教育を進めている中学校区を単位として三つの中学校区でコミュニティ・スクール（ＣＳ）を導入する。三つの中学校区は現在、検討中。市教委は、三十一年一月までに、学校運営協議会の設置を完了させ、随時、ほかの中学校区へのＣＳ導入を図る考え。

　市教委は、法改正による学校運営協議会設置の努力義務化や、新学習指導要領の「社会に開かれた教育課程」の実現、小中連携・一貫教育の定着、教職員の業務の負担軽減などを踏まえ、導入を進めることとした。

　三十年度は、これまで進めてきた小中連携・一貫教育に取り組んでいる中学校区を一単位とし、三中学校区において導入を進めていく。また、通学地域や市民委員会が一致しない中学校区における導入については検討を重ねていく。

　それらを踏まえ、三十年度は年四回の研修会のほか、地域・保護者説明会、地域団体などとの意見交換会などを予定しており、導入に向けて制度の周知を図るとともに、三十一年一月までに学校運営協議会設置を完了させる考え。

　市教委学校教育部教育政策課の水野泰子主幹は「導入に向けて、関係機関などと連携して、各学校や地域づくりの支援を図り、準備を進めていく」と話している。

(市町村 2018-01-19付)