外国語活動授業時数の対応 週当たり1授業を増加 60分授業、特活見直しも―音更町教委
(市町村 2018-01-22付)

 【帯広発】音更町教委は、新学習指導要領移行期間における外国語活動の授業時数の対応策を固めた。三十二年度の全面実施に備え、新年度から三・四年生に十五時間、五・六年生に五十時間を措置。週当たりの授業時数を一単位時間増やす、六十分授業を設定するなどの取組を進める。また、全面実施時にスムーズな移行ができるよう校長会と最善策を検討していく考え。

 音更町教委では、これまで町校長会と協議し、時間数の確保の対応策を検討してきた。新年度の対応策としては、三・四年生に十五時間を措置。五・六年生は、現行の三十五時間に十五時間を加え、五十時間を確保する。

 具体的な方策としては、①週当たりの授業時数の一単位時間増②六十分授業の設定③短時間授業の設定④欠時数の見直し⑤学級活動以外の特別活動の時数の見直し―の五点を設定。各学校はこの中から選択(複数選択可)し、全面実施を視野に授業時数を確保していく。

 また「総合的な学習の時間の削減」や「土曜授業の実施」「学年始・学年末休業中の削減」「夏季・冬季休業中の削減」は〝検討しない〟としているが、移行期間中に不都合が生じた場合のみ、再検討することとしている。

 教育内容については、町が従来取り組んでいる教育支援協会北海道の小学校英語活動サポート事業や、本年度から実施している道教委の小学校外国語活動巡回指導教員研修事業を活用し、充実を図る方針だ。

 三十一・三十二年度に向けては引き続き、校長会と協議し、さらなる方針を検討していく考え。

(市町村 2018-01-22付)

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