札幌市教育振興基本計画改定へ　４月下旬に検討会議設置　後期アクションプラン盛る

（市町村 2018-01-22付）

　札幌市教委は、「札幌市教育振興基本計画」の改定版を三十年度中に策定する予定だ。現計画は、今後の教育の目標や方向性を明らかにするとともに、教育に関する施策を総合的・体系的に進めていくことを目的に二十六年度に施行したもの。改定に向けて、四月下旬に札幌市教育振興基本計画の改定に向けた検討会議を設置し、委員から改定版について意見を募る。

　基本計画は、市立幼・小・中・高・中等教育・特別支援学校の学校教育および幼児から高齢者までの生涯学習を対象とした施策を総合的に示すもの。二十六年度から三十五年度の十年間を見据えた基本理念を示す「札幌市教育ビジョン」と、五年間で取り組む教育施策を示す「札幌市教育アクションプラン（前期）」で構成している。

　市教委は、三十年度に前期アクションプランの計画期間が終了するため、三十一年度から三十五年度を計画期間とする後期の教育アクションプランを盛り込んだ計画の改定版を策定することとした。

　四月下旬に札幌市教育振興基本計画の改定に向けた検討会議の第一回会議を開き、骨子案を示す予定。委員からの意見などを参考に、素案を策定し、ことし十二月下旬にパブリックコメントを行う見通しだ。

　三十年度中に改訂版を策定し、三十一年度から施行することを目指している。

(市町村 2018-01-22付)