札幌市教委が小中にタブレット端末 30年度 1246台の整備見込む
(市町村 2018-01-24付)

 札幌市教委は三十年度、タブレット端末を市立小・中学校五十一校に合わせて一千二百四十六台を整備する計画だ。教育の情報化推進に向けて実施するもの。児童生徒の学びの充実に向け、ICT環境の整備を推進していく。

 国は、二十三年度に「教育の情報化ビジョン」を策定。学校における教育の情報化を進め、将来的に児童生徒一人に一台、情報端末を整備する環境の実現を目指している。

 札幌市においても、次代を担う子どもの学びの充実を図るため、ICTを積極的・効果的に活用していくことが必要との考えから、学校における情報化の推進に取り組んでいる。

 二十五年度からは、教員がICTを様々な場面で活用して児童生徒にとって分かりやすく、理解が深まる授業を目指し、実証研究を展開。実証研究校においてタブレット端末を活用した公開授業のほか、研究報告を行っている。

 また、各小・中学校にタブレット端末の整備を行っている。教員用タブレットのほか、各学校のコンピューター室の更新に合わせ、デスクトップのパソコンをタブレット端末に変更。三十年度は小学校三十四校に六百五十九台、中学校十七校に三百三十二台を整備する予定。授業時にタブレット端末を教室に持ち込むなど新たな活用が可能となる。

 このほか、児童生徒の個に応じたきめ細かな指導を行うため、各校に五台ずつタブレット端末を導入することとしており、小・中学校合わせて五十一校に二百五十五台を整備する予定だ。

(市町村 2018-01-24付)

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