倶知安町北陽小が除雪見学会参加　除雪車の力強さ実感！　建設会社協力で乗車体験など

（学校 2018-02-07付）

子どもたちは除雪車の大きさなどを体感した

　【倶知安発】倶知安町立北陽小学校（島知章校長）の一・二年生は一月三十一日、京極町の建設会社・菊地建設鉱業㈱（菊地憲一社長）が倶知安町峠下で開いた除雪見学会に参加した。子どもたちは、構内で投雪デモンストレーションや除雪車両を見学した。

　見学会は、同社が地域の子どもたちに「雪国の冬の生活に欠かせない除雪の仕事について知ってもらう」「乗車体験やデモンストレーションから、除雪車の大きさや力強さを感じるとともに、危険性について理解を深めてもらう」ことなどを目的に開いているもので、昨年に続き二回目。

　当日は、同校の一・二年生と引率者ら約六十人が参加した。見学会に先立ち北陽小で実施した事前説明では、金崎徳子教頭が「普段できない体験ができるかもしれない。しっかり参加してきてほしい」とあいさつ。続けて、同社の片桐未多樹工事係長が「皆さんにはロータリー車での投雪を見学してもらったり、除雪車・パトロールカーに乗ってもらう。ぜひ楽しんで」と呼びかけ、見学会での注意点などを説明した。

　このあと、参加者はバスで同社の峠下センターへ移動。現地では、ロータリー車が雪を飛ばしていく作業を見学した。子どもたちはダイナミックに跳ね上がる雪に興味津々の様子だった。

　続けて、除雪トラックやパトロールカーの運転席に座ったほか、オペレーターの指導のもと、操作盤などに触れた。

　子どもたちは、除雪トラックのブレード部分に潜り込んだり、パトロールカーの警報音を鳴らすなど、普段体験できない貴重な機会を存分に楽しんだ。

　同社では「学校のカリキュラムに見学会を組み込んでくれている。来年度以降も継続していきたい」と話している。

(学校 2018-02-07付)