道教委「アートギャラリー北海道」　５圏域で続々開催決定　市町村等と連携した特別展

（道・道教委 2018-03-09付）

　道教委は、「アートギャラリー北海道」に関連して各道立美術館で新年度に実施する特別展覧会の事業予定をまとめた。道立近代美術館などが所在する五圏域を連携単位として、域内の美術館などと連携した展覧会を開始。伊達市教委と連携して道立近代美術館、道立三岸好太郎美術館で開く「河村泳静所蔵　フランク・シャーマンコレクション」など、様々な展示を予定している。

　アートギャラリー北海道は、道内の美術館などをネットワークで接続し、双方向でアートを紹介・発信することで、北海道全体がアートの舞台となることを目指すもの。北海道命名の節目を迎える新年度から、道の「北海道百五十年事業」と連動して取組を開始する。

　道立近代美術館と三岸好太郎美術館、道立旭川美術館、道立函館美術館、道立帯広美術館、道立釧路芸術館が所在する五圏域を連携の単位とし、域内の公立美術館、私立美術館、美術品を収集・展示している文化施設・企業などと連携し、特別展覧会や各種事業などの取組を行う。

　二月二十日現在、連携施設は全道十四管内で七十施設。今後、施設の概要、交通アクセスなど、美術館や施設の情報をまとめた「アートギャラリー北海道」施設一帯・施設マップを作成する予定。

　各道立美術館で予定している特別展覧会はつぎのとおり（①実施日②連携先）。

▼近代美術館

▽河村泳静所蔵　フランク・シャーマンコレクション～あるアメリカ人が見た戦後日本美術＝①４月２１日～６月２４日②伊達市教委

▽北の美術家群像＝①７月７日～１１月１１日

▽小樽芸術村×近美　ガラスと近代洋画の名品＝①１１月２１日～３１年３月２１日②小樽芸術村

▼三岸好太郎美術館

▽河村泳静所蔵　フランク・シャーマンコレクション選＝①７月７日～９月２日②伊達市教委

▽ｍｉｍａ―ｎｏ―ｍｅ　みまのめ＝①７月７日～９月２日、９月１５日～１１月２５日、１２月８日～３１年２月３日、２月１３日～４月１１日

▼旭川美術館

▽ＮＡＴＵＲＥ＆ＡＲＴ木をめぐる美術＝①１１月１４日～３１年１月１４日②エコミュージアムおさしまセンター、砂澤ビッキ記念館：アトリエ３モア、おといねっぷ美術工芸高校

▼函館美術館

▽北のさきがけ道南四都物語港町～江差・城下町松前・開港地函館・開拓地伊達＝①４月２８日～６月１３日②伊達市教委、旧相馬邸、松前町教委、市立函館博物館、高龍寺、箱館奉行所、函館中央図書館

▼帯広美術館

▽神田日勝と道東の画家たち＝①９月１５日～１２月２日②神田日勝記念美術館（鹿追町）

▽生誕二百年　旅と好奇心の巨人　松浦武四郎＝①１２月１５日～３１年２月１２日

▼釧路芸術館

▽イヌイットの壁かけ展＝①６月２２日～８月２６日②北方民族博物館（網走市）

▽我が町のお宝展＝①９月７日～１０月３日

▽ピカソ版画展＝①３１年１月２５日～３月１０日②荒井記念美術館（岩内町）

(道・道教委 2018-03-09付)