飲酒運転根絶へ指導徹底　石狩局が臨時校長会議開き要請

（道・道教委 2018-03-09付）

馬橋局長は飲酒運転根絶に向けて指導を徹底するよう求めた

　石狩教育局は七日、道庁別館で管内道立学校臨時校長会議を開いた。約五十人が出席。管内で発生した道立学校職員による飲酒運転事故の発生を受けて臨時に開いたもので、馬橋功局長は飲酒運転の根絶に向けた指導の徹底を強く求めた。

　道教委の発表によると、管内の高校に勤務する五十代の男性教諭が二日午後七時から三日午前一時三十分ころにかけて飲酒し、タクシーで帰宅。同日午前二時二十分ころ、飲食していた店に向けて自家用車を運転していたところ、路上の雪山に乗り上げ、横転させたもの。

　会議では、馬橋局長があいさつ。事案の概要を説明したあと「飲酒運転は児童生徒や保護者をはじめ、道民の信頼を損なうものであり、決して許されるものではない」と訴えた。道教委の対応として、臨時の教育長会議が開かれ、再発防止の取組を徹底するよう指示があったことを伝えた。

　また、再発防止のためにはすべての教職員に「飲酒運転をしない・させない・許さない」という意識と、事故はすべての教職員の信用を損なう行為という認識をもたせることの必要性を説いた。

　校長に求めることとして「あらためて今回の事案を他人事にとらえるのでなく、飲酒運転はもとより交通違反の防止について教職員の意識の徹底が図られるよう指導をお願いする」と呼びかけた。

　このあと、河村健一企画総務課長が道立学校教職員の飲酒運転根絶に向けた取組や、教職員の服務規律について説明した。

(道・道教委 2018-03-09付)