３年間の事業成果まとめる　『北海道における小中一貫教育』作成―道教委

（道・道教委 2018-03-07付）

　道教委は、小中一貫教育推進事業の三年間の成果をまとめた『北海道における小中一貫教育』を作成した。推進地域である当別町、旭川市、白糠町、中標津町と十三の協力校による小中一貫教育に関する実践と成果を示し、市町村教委が小中一貫教育を導入する際の参考とするためのＱ＆Ａも掲載。地域や児童生徒の実態、施設の整備状況などを踏まえ、創意工夫を生かした取組につなげるよう活用を呼びかけている。

　道教委は国の委託を受けて、二十七年度から三ヵ年計画で道小中一貫教育推進事業を推進。当別町、旭川市、白糠町、中標津町の四つの推進地域、十三の協力校を定め、小中一貫教育の導入に向けた先行事例を創出するための取組を進めてきた。

　資料では、推進地域、協力校が行ってきた実践内容と成果を示すとともに、地域、児童生徒の実態に応じて、市町村教委が小中一貫教育を導入する際の参考となるよう、小中一貫教育に関する国の動向や道の状況などをまとめている。

　資料編「小中一環教育に関するＱ＆Ａ」では、小中一貫教育の導入に向けた取組や手順の例、校内組織の整備など学校運営、教育課程の編成・実施の在り方など、小中一貫教育に関するＱ＆Ａを記載している。

　また、推進地域、協力校における小中一貫教育に関する具体的な取組事例も紹介。道教委では、地域や児童生徒の実態、施設の整備状況などを踏まえ、取捨選択して組み合わせるなど、創意工夫を生かした取組につなげるよう呼びかけている。

(道・道教委 2018-03-07付)