指導のポイントなど記載　寄宿舎指導研修マニュアル作成―特セン

（道・道教委 2018-03-08付）

　道立特別支援教育センターは、『寄宿舎指導研修マニュアル』を作成した。日常の指導や各種研修などで活用できるよう、各障がい種共通の指導ポイントや参考事例のほか、初任・中堅・ベテランの各段階で求められる力を記載している。

　寄宿舎指導員のニーズに関する調査結果を踏まえ、自己研鑚に活用できるよう、再現性や発展性のある研修内容・方法を提案する資料として作成したもの。札幌あいの里高等支援学校環境・流通サポート科の生徒が印刷・製本を担当し、道高等聾学校専攻科情報デザイン科の生徒が表紙のデザインとデータ作成を行った。

　マニュアルでは、寄宿舎における今日的な課題と対応として、生徒指導、ルールやマナーの指導の充実、情報モラルの指導、不審者進入への対応など、各障がい種共通のポイント、参考事例や取組のチェック表を記載。初任・中堅・ベテランの各段階において期待される役割を示している。障がい種ごとの事項では、舎生の気持ちを理解するための指導、支援場面におけるチェックポイントを載せた。

　巻末には、年間研修計画の作成表や研修の評価記入用シートも掲載。シートは評価結果をレーダーチャートに整理することで、自校の取組状況を把握できるもの。後日、同センターホームページにおいてグラフに変換できるエクセルファイルも掲載する。

　今月下旬、道内の特別支援学校四十校の寄宿舎指導員約六百四十人に配布する予定。

(道・道教委 2018-03-08付)