三岸好太郎美術館が記念展　代表作品３０点とともに　本道の若き芸術家９人の絵画展示―４月１１日まで

（道・道教委 2018-03-09付）

三岸作品と通じ合う本道の若きアーティストたちの作品を紹介している

　道立三岸好太郎美術館（愛称・ｍｉｍａ）は、開館五十周年記念・リニューアル記念展「ｍｉｍａ，明日へのアーティストたちとともに～夢魔とポエジイ」を開いている。開館五十周年とリニューアル工事を経て、三岸作品とともに、彼の夢幻的なロマンチシズムなどの特色と通じ合う、本道のアーティスト六人の作品を紹介している。四月十一日まで。

　同館は、二十九年に開館五十周年を迎え、十月からリニューアル工事のため休館。今回、工事を終え、三岸好太郎の進取の精神に学びながら活動の幅をさらに広げて、本道ゆかりのアーティストたちの紹介に継続的に取り組むこととしている。

　その記念すべき第一回となる同展では、一階部分で「三岸好太郎と札幌・北海道」「三岸好太郎の生涯」「蝶と貝殻のポエジイ」の三部構成で三岸作品を展示。「花ト蝶」や「マリオネット」、「飛ぶ蝶」などの代表作品を約三十点展示している。

　また、二階部分では、本道のアーティスト六人による作品約四十点を紹介。佐藤綾香氏の「海辺のポーチ」、佐藤菜摘氏の「夢であえたら」、鈴木隆文氏の「紅」、新田のんの氏の「バスタイム」、船岳紘行氏の「白樺の森」、山﨑愛彦氏の「６月ごろ」など、それぞれ多彩な作品が並ぶ。会議室として使用していた部分を展示室に改装したことによって、より多くの作品を展示できるようになった。

　四月十一日まで。開館時間は、午前九時三十分から午後五時（入場は午後四時三十分）まで。休館日は、毎週月曜日と三十日から四月四日。観覧料は、一般五百十円、高大生二百五十円、六十五歳以上と中学生以下は無料（高校生は土曜日無料）。

　問い合わせは、同館（電話〇一一―６４４―八九〇一）まで。

(道・道教委 2018-03-09付)