道高校長協会が総会・前期研究協議会

（関係団体 2018-05-10付）

総会では活動方針や事業計画などを決めた

　道高校長協会は八日、ホテルライフォート札幌で三十年度総会・前期研究協議会を開いた。本年度の活動方針、後期研究協議会・七十周年記念式典の開催などを盛り込んだ事業計画を決定。役員改選では、川口淳会長を再任した。川口会長は、協会の運営について「協会の協働体制の構築」など四点を挙げ、円滑に推進できるよう会員の協力を求めた。

　総会では、はじめに役員改選を行い、川口会長を再任した。

　あいさつに立った川口会長は、本道が北海道と命名されてから百五十年を迎えることや選挙権年齢が十八歳以上となり、子どもたちにとって社会や政治が身近なものとなっている現状にふれ「我々は、子どもたちが将来社会で活躍し、貢献することができるよう、社会とのかかわりの中で子どもたちの成長を支えていくことが重要」と指摘。「本協会としても高校教育の充実を図り、将来の社会を担う人材の育成のための役割を果たしていく必要がある」と述べた。＝あいさつ概要は後日掲載＝

　また、本年度における協会の運営について、①協会の協働体制の構築②研修の充実と調査研究の推進③教職員の資質・能力の向上④協会の創立七十周年記念―の四点を挙げ、円滑に推進できるよう協力を求めた。

　議事に入り、二十九年度の一般会務や会計監査などの報告を承認したあと、本年度の協会および調査研究部活動方針、事業計画などを審議。

　協会活動方針では、引き続き主題に「北海道の未来を担う人を育む高等学校教育の創造」を掲げた一方、副主題は「新高等学校学習指導要領が目指す教育の研究と実践を推進する」に改めた。　

　また、教育課題、経営課題、協会運営の三点のもと、各四点ずつ重点目標を設定した。

　調査研究部活動方針では、二分科会、四委員会、一小委員会体制で推進していくことを決めた。

　事業計画には、三十一年一月八日に後期研究協議会・七十周年記念式典を開催することなどを盛り込んだ。

　総会後に行った前期研究協議会では、札幌新陽高校の荒井優校長が「北海道から日本の教育が変わる」、根室高校の唐川智幸校長と根室西高校の鈴木強児校長が「新生根室高校の出航～再編・統合、そして閉校へ」と題して実践発表を行った。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝川口淳（札幌南）

▽副会長＝宮下聡（札幌北・新）、河原範毅（札幌東・新）、藤井勝弘（石狩翔陽）、根上和也（北広島西・新）

▽事務局長＝廣田定憲（札幌北陵・新）

▽副事務局長＝林正憲（野幌）、倉内慶一（札幌あすかぜ・新）

▽監事＝猪股康行（札幌工業・新）、林恵子（市立札幌旭丘・新）

(関係団体 2018-05-10付)