上教研が定期総会・研修会開く　１０月に３地区で研究大会　小山田会長を再任

（関係団体 2018-05-10付）

あいさつする小山田会長

　【旭川発】上川管内教育研究会は四月二十七日、旭川市内の上川教育研修センターで三十年度定期総会および研修会を開いた。会員五十四人が出席。二十九年度の事業報告などを承認したあと、本年度の事業計画として十月に北部、南部、中部各地区で地区研究大会を開催することなどを決定した。役員改選では、会長に上富良野町立上富良野小学校の小山田雅春校長を再任した。

　冒頭、小山田会長があいさつ。教員の大量退職とそれに伴う大量採用、教員不足、教員の若返りなどを喫緊の課題として挙げ「管内の北部地区、中部地区、南部地区においても若手教員が活躍する場面をよく目にするようになった」と話した。

　管内の現状について認識を示した上で「三地区それぞれが年齢構成やバランスの違いがある中で、充実した研究活動の推進を図ることが上教研の使命」と強調。

　その上で「若手、中堅、ベテランがキャリアに応じてともに育ち、各地区、各研究班のベテランが若手を育てながら、お互いに様々な課題を共有して新たな一歩を踏み出したい」と呼びかけた。

　続いて、上川教育局の中島康則局長と上川管内教育委員会連合会教育長部会長を務める石田政充美深町教委教育長が祝辞。同会の一層の発展に対する期待を寄せた。

　議事では、二十九年度事業報告、教育研究活動報告などを承認したあと、本年度の事業計画、活動方針などを審議した。

　本年度も、管内研究テーマ「北国に生き、未来を切り拓く子どもの育成」のもと、管内教育研究の質の向上と実践交流が一層深まるよう取り組む。

　事業計画では、十月二日に北部地区、九日に南部地区、十日に中部地区で地区研究大会を開催することなどを決定した。

　役員改選では、小山田会長を再任した。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝小山田雅春（上富良野町上富良野小校長）

▽副会長＝早坂まゆみ（士別市糸魚小校長・新）、北島信（美瑛町美瑛小校長・新）、森野憲仁（占冠村占冠中央小校長・新）

▽事務局長＝鈴木薫（美瑛町美瑛中校長）

(関係団体 2018-05-10付)