チーム北海道として前進 道小総会本間会長あいさつ(関係団体 2018-05-17付)
本間会長は全連小大会の成功に向け協力を呼びかけた
十四日に開かれた道小学校長会の三十年度総会・研修会における本間達志会長のあいさつ概要はつぎのとおり。
◇ ◇ ◇
各学校においては、二〇二〇年度から完全実施される新学習指導要領や本年度からの移行措置への円滑な実施に向けて、社会に開かれた教育課程の推進、指導体制の整備、校内研修の充実などに取り組んでいると思う。子どもたちには、変化の激しい時代を生きていくために、基礎的な知識・技能を身に付けるとともに、それらを活用した思考力・判断力・表現力、主体的に学ぶ豊かな人間性などが求められている。
こうしたことを踏まえ、道小では、近年、本道教育の質の向上を目指す上で、時代の要請に応える授業改善が重要課題であると主張してきた。各学校においては、校長のリーダーシップのもと、教師一人ひとりが授業研究を通して研鑽を積み重ね、授業力の向上に努めていることと思う。
その一方では、今日、学校が抱える問題は、複雑化・多様化しており、いじめ・不登校などの生徒指導上の問題への対応、貧困・児童虐待などの課題を抱えた家庭への対応、特別な教育的支援を必要とする児童への対応、保護者へのきめ細かな対応など、様々な課題が山積している。
さらには、子どもと向き合う時間の確保や時間外勤務等の縮減など学校における働き方改革の推進、教職員定数の改善、服務規律の徹底なども喫緊の課題となっている。
私たち校長は、こうした教育改革の推進や教育課題に立ち向かっていかなければならない。時代の変革期を迎えている今だからこそ、これまで以上に道小の存在意義が問われているとも言える。
このような中、十月四日・五日に、第七十回全国連合小学校長会研究協議会北海道大会が第六十一回道小教育研究函館大会を兼ねて函館市の函館アリーナを全体会場として開催される。大会主題「新たな知を拓き 人間性豊かな社会を築く日本人の育成を目指す小学校教育の推進」、副主題「ふるさとの地から世界を見つめ 新しい社会の形成に向けて挑戦する子どもを育てる学校経営の推進」のもと、研究協議が進められる。全国から二千四百人を超える校長が集い、教育の現状を語り合い、全国の教育の質の向上に向けて、校長としての研鑚を積む場となる。道小は、八年に一度訪れる全連小大会の開催ブロックとして、充実した大会になるよう、函館市小学校長会が中心となり、準備を進めている。前回の北海道札幌大会では、「分科会の充実こそが最大のおもてなし」という合い言葉のもと、大会を成功裏に導いている。本年度も、大会の成功に向けて、道小の総力を結集し、一丸となって全国の校長先生を迎えたいと考えている。
本日出席の皆さんは、それぞれ各地区のリーダーとしてその重責を担われている。地域による教育事情は様々かと思うが、各地区校長会が道小という組織を通して、今後も、大同団結していくことが大切であると考えている。それが全国連合小学校長会の活動の充実にもつながっていくと確信している。
これからも、この道小という組織を活性化させるとともに、道教委、道中学校長会、道PTA連合会、民間教育団体等の教育関係諸団体などとも連携を図りながら、「未来を見据え、チーム北海道として進む道小」として北海道教育の充実に努めていきたいと考えている。
結びになるが、道小は、本道教育の具体的な問題や課題に対して積極的に取り組み、子どもたちの成長と本道の教育に責任をもつ校長会として、全道の校長先生方と三十年度の活動を推進していきたいと考えている。
(関係団体 2018-05-17付)
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