道中体連が第１回理事会開く　新会長に藤井校長（札幌市月寒中）　全国ホッケー大会の準備推進

（関係団体 2018-05-17付）

本年度スタートする部活動指導員に関する対応などについて述べた

　道中学校体育連盟は八日、道立総合体育センターで三十年度第一回理事会を開いた。本年度の活動方針や全道大会について審議。来年一月に帯広市で開かれる第三十九回全国中学校アイスホッケー大会に向けて準備を進めることなどを決定した。役員改選では、新会長に札幌市立月寒中学校の藤井勲一校長を選任した。

あいさつに立った藤井勲一会長代行は、ことし三月にスポーツ庁が示した運動部活動の在り方に関する総合的なガイドラインについてふれたほか、本年度新たに取組がスタートする「部活動の指導中における体罰や暴力、セクハラ等に関する罰則規定」「部活動指導員に関する対応」「複数校合同チームの代表監督引率」の三点について見解を示した。

　また、来年一月二十四日から四日間、帯広市で第三十九回全国中学校アイスホッケー大会が開かれることにふれ、大会成功に向けて協力を求めた。

　来賓あいさつでは、道教委健康・体育課の山城宏一主幹と道中学校長会の橋本直樹会長が登壇。このうち、山城主幹は顧問による暴力などの根絶に向けた取組にふれ「生徒がスポーツの楽しさや喜びを味わい、好ましい人間関係を形成することができるよう適切な指導に努めるとともに、指導者による暴力・体罰、セクハラ等の根絶に向けた取組を一層強化してほしい」と呼びかけた。

　議事では、二十九年度の活動、決算報告などを承認したあと、三十年度の活動方針、事業計画、全道大会の開催について審議。いずれも原案どおり決定した。

　活動方針では、重点として①将来展望に基づく諸活動の推進②全道大会の推進③研究活動の推進④全国中学校体育大会への参加⑤関係機関との連携―の五点を掲げた。

　本年度は十四市六町において、七月二十五日から八月五日まで道中学校体育大会夏季大会を、十二月二十二日から三十一年一月十九日まで道中学校体育大会冬季大会を開催することとした。

　また、来年一月二十四日から四日間、帯広市で開かれる第三十九回全国中学校アイスホッケー大会に向けて準備を進めること、来年一月十七・十八日に徳島県で開かれる第三十五回日本中学校体育連盟研究大会に参加することなどを決定した。

　役員改選では、新会長に月寒中の藤井校長を選任した。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝藤井勲一（札幌市月寒中校長・新）

▽副会長＝宮森正志（札幌市八条中校長）、加藤隆明（江別市第二中校長）、赤坂文彦（旭川市東光中校長）、佐竹聡（函館市巴中校長・新）、川崎秀夫（北竜町北竜中校長・新）、川口久（帯広市帯広第五中校長）、笹川恒春（札幌市発寒中校長・新）

▽会計監査＝高橋利幸（札幌市陵陽中校長・新）、中村伸次（千歳市東千歳中校長・新）

▽常任理事＝小野寺正（札幌市手稲西中校長）、本田亨（小樽市長橋中校長・新）、小澤洋一（留萌市港南中校長）、塩﨑由雄（稚内市潮見が丘中校長・新）、岩井祐巳（福島町福島中校長・新）、前田仁志（室蘭市本室蘭中校長・新）、松田拓美（平取町振内中校長）、志道仁（根室市柏陵中校長・新）、福原聡（釧路市桜が丘中校長）、河合健哉（北見市東陵中校長）、塚本慈彦（札幌市八条中教諭）

▽事務局長＝中川幸治（札幌市月寒中教諭）

(関係団体 2018-05-17付)