札私幼が定時総会開く　１０月１９日から研究大会　課題は人材確保―前田会長

（関係団体 2018-05-23付）

前田会長は、大切な情報を速やかに伝えていくことの重要性を訴えた

　札幌市私立幼稚園連合会（＝札私幼、前田元照会長）は十八日、札幌ガーデンパレスで三十年度定時総会を開いた。三十年度事業計画について、二月下旬の臨時総会で承認された内容を報告。十月十九日から二日間、札幌市内で第六十一回道私立幼稚園教育研究大会札幌ブロック大会兼第五十回札幌市私立幼稚園教育研究大会を開くことなどを確認した。

　冒頭、前田会長があいさつ。「出生数が減っている中で人材確保が課題」と述べ、処遇改善だけではなく人手不足解消の重要性を訴えた。また「三十二年四月から始まる幼児教育の無償化についてなどの大切な情報を速やかに伝えていくことが札私幼の役割」と話した。

　続いて、札幌市の岸光右副市長、札幌市私立幼稚園ＰＴＡ連合会の小林邦章会長が祝辞。

　このうち岸副市長は、幼稚園教育要領について「幼稚園と小学校の円滑な接続が一層重視されている」と述べた。

　また、今後ますます幼児教育の重要性が高まることにふれ「手を携え、ともに支援の輪をつくっていくことが重要」と協力を呼びかけた。

　このあと、二十九年度の事業報告、決算報告などを行った。また、二月二十日に行われた臨時総会で、三十年度事業計画が承認されたことも報告。十月十九日から二日間開催する第六十一回道私立幼稚園教育研究大会札幌ブロック大会兼第五十回札幌市私立幼稚園教育研究大会などを計画に盛り込んだことを説明した。

　また、事務局が三十年度の理事・監事など候補予定者を報告した。

　三十年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝前田元照（百合が原幼）

▽副会長＝藪淳一（大通幼）、丸谷雄輔（札幌ゆたか幼）、中村みどり（札幌白樺幼）

▽振興委員長＝太田真理（しろいし幼・新）

▽研究委員長＝芝木孝満（認定こども園なかのしま幼）

▽広報委員長＝米永桃子（澄川幼・新）

▽認定こども園委員長＝古川多三和（森の幼・新）

▽北私幼等担当理事＝前鼻英蔵（西野桜幼）

▽専務理事＝坂本将司（札私幼事務局）

(関係団体 2018-05-23付)