「共学と共創」の研修目指す　函館教育経営研究所が総会　円山会長ら再任

（関係団体 2018-05-29付）

本年度の運営方針などを決定した

　【函館発】函館教育経営研究所は十九日、市内のホテル法華クラブで三十年度総会を開いた。前年度の研究成果に関する事業報告のほか、本年度の事業計画などを審議。運営方針では、創立時の経営理念の実現に向けて、研修機会の確保や季節ごとの講演会開催などを決定した。役員体制も協議し、円山博司会長を再任した。

　はじめに、小笠原愈所長が前年度の運営を総括。研究活動への所員の協力に感謝を述べるとともに「共学と共創し、特色ある諸事業を創り、本所の経営理念を意識した学校経営を各校で進めていってほしい」呼びかけ、前年度の活動を振り返った。

　続いて、二十九年度の事業報告、決算報告、会計監査報告を行い、一括で承認。引き続き、本年度の運営方針、事業計画、予算を審議した。

　運営方針では、同所の経営理念「二十一世紀の激変する社会を切り拓いていく子どもの育成」「切磋琢磨する共学と共創する研修を目指して自己研鑚し、スクールリーダーとしての資質と経営能力を磨く」のもと、研究紀要の発行や教育後援会の開催など、六つを示した。

　事業計画では、夏季・秋季・冬季ごとに、講師を招き教育経営講演会を開くほか、実務研修会の開催などを決定した。

　また、運営体制についても協議し、会長に円山氏、所長に小笠原氏を再任した。最後に、新旧役員によるあいさつが行われ、一人ひとりがこれまでの活動などを振り返った。

　総会終了後、前年度の研究紀要『教育の眼　経営の目』第二十五号の発表・説明のほか、函館市教委の＝俊行教育長が「教育経営研究所への期待」を演題に講演した。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝円山博司

▽所長＝小笠原愈

▽監査＝鈴木敏文（本通小校長・新）、新谷公康（北美原小校長）、佐々木正幸（桔梗小校長）、長谷川秋美（北星小校長）

▽事務局長＝長縄達幸（柏野小教頭・新）

(関係団体 2018-05-29付)