釧路へき地複式教育研究連盟が総会　９月に弟子屈大会開催　事業計画決定　今井委員長再任

（関係団体 2018-06-01付）

今井委員長は弟子屈大会の成功に向け協力を呼びかけた

　【釧路発】釧路へき地複式教育研究連盟は五月二十四日、釧路教育研究センターで三十年度定期総会を開いた。各町村の役員や評議員・常任委員など十五人が出席。九月に釧路へき地複教育研究大会弟子屈大会を開催することなどを盛り込んだ事業計画を決定した。

はじめに、今井直史委員長があいさつに立ち、前年度、釧路管内で開かれた全道へき地複式教育研究大会釧路大会の成果・協力に対し謝辞を述べた。

　その上で、本年度開催される釧路へき地複式教育研究大会弟子屈大会の成功に向け「前年度の全道大会の成果と課題を明確にしながら、第九次長期五ヵ年研究推進計画の最終年度として、今までの研究をまとめ、次年度から始まる第十次長期五ヵ年研究推進計画に向かっていきたい」と述べ、協力を呼びかけた。

　続いて、あいさつした釧路教育局の武山昇義務教育指導監は、前年度の全道大会の成功に感謝し「成果を生かしてへき地複式教育の特性を生かしたカリキュラム・マネジメントの視点で教育課程を見直してほしい」と期待した。

　白糠町教育長で釧路管内町村教育委員会連絡協議会教育長部会の板谷聖一副部会長は、教育の原点にふれ「へき地複式教育に携わる皆さんは、子ども一人ひとりに寄り添うという意味を理解している。そのことに誇りをもってほしい」と激励した。

　議事に入り、本年度の活動方針や事業計画、会計予算案などを審議。研究主題「自ら学び、豊かな心でたくましく郷土を切り拓く子どもの育成～かかわり合いながら、学ぶ楽しさを味わえる“集合学習”の在り方を求めて」のもと、九月五日に弟子屈町立奥春別小学校で第三十回釧路へき地複式教育研究大会弟子屈大会を開催することなどを決定した。

　役員改選では、今井委員長を再任した。

　三十年度の役員はつぎのとおり（全員校長）。＝敬称略＝

▽委員長＝今井直史（釧路町知方学小）

▽副委員長＝大西展史（白糠町茶路小中・新）、小原正寿（弟子屈町奥春別小）

▽監査＝中村研自（浜中町散布小中・新）、小川一法（厚岸町太田小・新）

▽事務局長＝岩﨑等（標茶町沼幌小）

▽会計部長＝下山孝善（標茶町塘路小中・新）

▽研究部長＝田中敏行（鶴居村下幌呂小・新）

(関係団体 2018-06-01付)