道租税教育推進協議会が定期総会 新会長は橋本氏(道中会長) 税に関する作文募集など継続(関係団体 2018-06-07付)
出張授業の様子を動画で紹介するなど、租税教育のさらなる推進を確認
道租税教育推進協議会は四日、札幌第二合同庁舎で第二十五回定期総会を開いた。小・中学生向けの租税教育の副教材の作成・配布、税に関する作文の募集など、租税教育の推進・充実に向けた各種施策を継続することを決定。新会長には、道中学校長会長の=本直樹氏を選出した。
協議会は、税に対する関心を深め、税の意義や役割を正しく認識してもらうため、教育関係機関および税務関係機関が相互に協力し、租税教育の推進・充実を図るもの。
議事では、事務局が二十九年度に実施した小・中学校、高校を対象とした租税教育に関するアンケート結果を報告。税に関する授業は、小学校九四・七%、中学校九五・九%、高校九〇・六%で実施しており、いずれも前年度に比べ小・中学校が三・四ポイント、高校が六・八ポイント増加していることを示した。
協議会が作成した教材の活用状況として、小学校が四六・〇%、中学校が六一・二%だったことを伝えた。また、アクティブ・ラーニング形式の出前授業の内容を記録した動画を流し、出前授業の拡大に向けて、より一層の協力を求めた。動画は国税庁のWebページ上で公開している。
続いて、本年度事業計画を審議。中学三年生用、小学六年生用の租税教育用資料(副教材)の作成・配布、「中学生の税についての作文」「税に関する高校生の作文」「全道中学生の税をテーマとしたポスター」の募集について、各学校の協力が得られるよう周知するなどの支援を行うこと。来年一月、各学校に租税教育に関するアンケートを実施することを決定した。
役員改選では、新会長に道中学校長会長の橋本氏を選出。橋本新会長(木谷貢一道中学校長会副会長代読)は選挙権年齢が満十八歳に引き下げられたことにふれ「政治に密接に関係する税の仕組みや意義などについて、児童生徒が段階的に学習し、知識や考えをもつ力を育んでいくことが大切」と租税教育の重要性を訴えた。
本年度の役員はつぎのとおり。=敬称略=
▽会長=橋本直樹(道中学校長会長・新)
▽副会長=村上明寛(道教委学校教育監)
▽幹事=中野祐介(道総務部長)、森下幹夫(札幌国税局総務部長・新)
▽事務局長=梅田龍一(札幌国税局国税広報広聴室長・新)
(関係団体 2018-06-07付)
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