釧路市立小中学校の学校閉庁日　市校長会が方向性定める　小学校は計１０日間に

（関係団体 2018-06-13付）

　【釧路発】釧路市小中学校校長会（森敏隆会長）は、長期休業中における学校閉庁日の日程について方向性を定めた。年末年始の休暇六日間に加え、小学校は八月十三～十五日と来年一月四日の計十日間、中学校は十三・十四日と来年一月四日の計九日間に設定。教職員が休養を取りやすい環境を目指していく。

　道教委がことし三月に策定した学校における働き方改革「北海道アクション・プラン」では、職員が休養を取りやすい環境を整備し、心身の健康を保持するために長期休業中における一定期間の学校閉庁日を設けるよう示された。

　釧路市教委は、学校における働き方改革に関する行動計画を作成中で、学校閉庁日については八月十～十六日、十二月二十八日～一月五日の期間において、合わせて年間九日間以上を設けることを基本的な考え方としている。

　市校長会では、市立小・中学校の学校閉庁日を設定するため協議を重ね、六月初旬の拡大役員会議において日数と日程の方向性を定めた。

　本年度の学校閉庁日は、年末年始の休暇（十二月二十九日～来年一月三日）の六日間に加え、小学校は八月十三～十五日、来年一月四日の計十日間、中学校は夏季休業中の部活動を考慮し、八月十三・十四日と来年一月四日の計九日間。

　市職員も含めて年休、特別休暇、振替などで対応する。

　なお、学校の特別な事情がある場合は、市教委が示す基本的な考え方の期間内で日程を変更することも可能としている。

　市校長会では「先生方の休みに対する意識が変わるとともに、子どもたちの教育の充実につながれば」と期待している。

　今後、市教委では学校閉庁日の試行実施について、保護者向けに文書を発出する予定。

(関係団体 2018-06-13付)