釧路算数数学教育研究会が総会・学習会　３３年度全道大会へ準備　佐藤会長（釧路市北中校長）を再任

（関係団体 2018-06-14付）

総会では全道大会開催に向け組織体制を強化していくことなどを確認した

　【釧路発】釧路算数数学教育研究会は二日、釧路センチュリーキャッスルホテルで三十年度定期総会・学習会を開いた。会員約五十人が出席。議事では、三十三年度に釧路で開催を目指す北海道算数数学教育研究大会に向けた組織体制の強化や、八月にオホーツク・根室管内の算数・数学教育関係者と合同で授業力向上研修会を開くことなどを決定した。役員改選では、会長に釧路市立北中学校の佐藤一浩校長を再任した。

　はじめに、佐藤会長があいさつ。前年度の授業公開研や授業交流会、秋季・冬季学習会などの活動に謝意を示した上で、「三十三年度の全道大会開催に向けて会員の授業力向上が必要」と呼びかけた。

　総会では、厚岸町立厚岸中学校の水上俊司校長が札幌で開催の道算数数学教育会研究主題協議会について報告し、北数教の研究主題案などを説明した。

　事業計画では、事務局に北数教連携部を設け釧路大会の準備を進めることや授業力向上学習会、公開授業研究会の企画、八月に阿寒湖温泉でオホーツク・根室管内と合同で授業力向上研修会を開くことなどを決めた。　

　役員改選では、佐藤会長を再任した。

　学習会では、二十八・二十九日の二日間、道教育大学附属釧路小学校・附属釧路中学校との共催で開く授業力向上セミナーで明星大学の細水保宏教授が示範授業を行う単元の指導案を作成。

　算数は、附属釧路小の山崎博幸教諭と釧路市立釧路小学校の小倉寛生教諭がそれぞれ作成した四年生「割り算の筆算」の指導案を比較検討し一本の指導案にまとめた。同様に数学は、標茶町立標茶中学校の佐々木祥悟教諭と釧路市立阿寒湖中学校の松永悠佑教諭がそれぞれ作成した三年生「平方根の利用」の指導案を検討し一本にまとめた。

　最後に水上校長が講評。四本の指導案について「いずれもよく練られた指導案である。二つの指導案を比較する中でそれぞれの良さがみえてきた。今回まとめた指導案は授業力向上セミナーで細水教授の指導案と比較検討することになり楽しみ。このような学習会を今後も続けてほしい」と期待した。

　三十年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝佐藤一浩（釧路市北中校長）

▽副会長＝菊地祐一（釧路市新陽小校長）、一本嶋仁志（浜中町霧多布小校長）、藤原美恵子（釧路市芦野小校長）、柳田裕之（釧路町別保中校長）、本川敬一（釧路市鳥取小校長）

▽監査＝水上俊司（厚岸町厚岸中校長）、松田芳臣（釧路市鳥取小教頭・新）

▽幹事＝濱田有子（白糠町茶路小中教頭）、辻川智宏（弟子屈町弟子屈中教頭）

▽事務局長＝溝渕修也（釧路市桜が丘中教諭）

▽事務局次長＝下山智之（釧路市大楽毛中教諭）、江端寛樹（釧路市鳥取小教諭・新）

▽会計＝小倉寛生（釧路市釧路小教諭）

▽研究部長＝赤本純基（道教育大附属釧路中教諭）、高瀬航平（道教育大附属釧路小教諭）

(関係団体 2018-06-14付)