道都市教委連・道都市教育長会が道教委へ３１年度文教施策要望　６分野６３項目求める　子の健やかな成長に不可欠―長谷川会長

（関係団体 2018-06-13付）

長谷川会長（左）が佐藤教育長に要望書を手渡した

　道都市教育委員会連絡協議会（長谷川雅英会長）・道都市教育長会（同）は十一日、道庁別館で三十一年度の文教施策に対する道教委への要望活動を行った。「学校施設環境改善交付金の確保」など重点要望十九項目を含む六分野六十三項目について要望した。

　道都市教委連から長谷川会長（札幌市教委教育長）、道都市教育長会から月田健二副会長（江別市教委教育長）など、道教委からは佐藤嘉大教育長、土井寿彦総務政策局長が出席。長谷川会長が「学校施設環境改善交付金の確保」「少人数学級の早期実現と教職員定数等の改善」「特別支援教育の施設充実および特別支援教育推進のための体制整備」など重点要望十九項目を含む六分野六十三項目の要望事項を盛り込んだ要望書を佐藤教育長に手渡した。

　あいさつに立った長谷川会長は、「教育情報分野におけるセキュリティ・クラウドの構築」「地域学校協働活動の促進」といった項目など、要望書の内容にふれ「いずれも、将来を担う子どもたちが安心して健やかなに成長していくため、そして、教職員が子どもたちと真摯に向き合うために不可欠なもの」と強調した。

　佐藤教育長は「教育環境は、地域の持続可能な発展に不可欠な要素」と述べたほか、要望書について「国に対してあらゆる機会を通じて要望していきたい」と話した。

(関係団体 2018-06-13付)