教育EXPO―東京から中継 教育関係者向け各種イベント開く 札幌、旭川サテライトに配信 情報活用能力の育成を(関係団体 2018-06-13付)
道内では札幌、旭川の会場にネット配信された
教育関係者向けイベント「NEW EDUCATION EXPO(=NEE)2018」が七日から三日間、東京都内で開かれ、道内では札幌、旭川の会場にネット配信された。初日は、文部科学省高等教育局の三浦和幸大学振興課長が「高等教育改革の現状と今後」と題し基調講演。人生百年時代や十八歳人口の減少などを見据えた高等教育改革の方向性について説明した。
NEEは、日本最大級の教育関係者向けセミナー&展示会として毎年開かれているもので、ことしで二十三回目を迎えた。主催は実行委員会(事務局・㈱内田洋行)。
メーンとなる東京・大阪会場では「大学改革」「学校の環境作り」「教育の情報化」「グローバル人材育成」「プログラミング教育」「教育データ活用」などをテーマに、第一線で活躍する著名な講師による講演や学校現場の先進的な実践事例発表を実施。
これらを厳選し、札幌、旭川、仙台、名古屋、広島、福岡、宮崎、沖縄の各サテライト会場にもネット配信で同時中継された。
札幌会場はユビキタス協創広場U―cala(ユーカラ)で、七日から三日間開催。各コマとも約六十人の参加者で賑わった。
初日は、文科省高等教育局の三浦大学振興課長が「高等教育改革の現状と今後」と題し基調講演を行った。
健康寿命が世界一の長寿社会を迎える日本は、教育、雇用、退職後の三ステージの人生モデルから、キャリアが多様化するマルチステージの人生への変化が予測されている。年齢とステージが関係のない時代への対応が求められている中で、高等教育の役割は、ますます重要視されている。
三浦課長は、人生百年時代における意識改革に向け「高齢化先進国として世界をリードする新しい社会をどのように展開していくのかが我々に求められている」と時代の変化に合わせた教育の柔軟性と適応力の重要性を強調した。
また、ドローンやAI機器など、最新テクノロジーを活用した新たな社会“Society5・0”に向けた人材育成の推進について「社会が変わっていく中で身に付けるべく能力も変化している。ITをはじめとした専門人材の育成や初等中等教育における情報活用能力を育成するメニューを用意しなくてはならない」と情報活用能力を備えた人材育成が急務の課題となっていることを解説した。
このほか会場では、教育現場で活用できる最新ソリューションを紹介するミニセミナーも実施。
なお、旭川会場は、旭川工業高等専門学校で八日と九日の二日間にわたり開かれた。
(関係団体 2018-06-13付)
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