「みらい地図」下絵制作はじまる 北海道の未来想起し描く 高校生が力合わせ完成目指す(道・道教委 2018-06-14付)
完成イメージをもとに、畳4畳半の大きさのパネルの上に丁寧に転写
道内の高校生が北海道の未来を想起して描く「北海道みらい地図」の下絵作業が六月九・十日、制作会場である札幌大谷高校で始まった。北海道百五十年事業の一環として実施するもの。道高校文化連盟に登録する生徒たちがアイデアを出し合って練り上げた構想図をもとに、力を合わせてパネルの上に転写した。十月に小樽市内で開かれる道高文連全道大会で披露し、十一月に道庁赤れんが庁舎で作品を公開する。
道教委は、北海道命名百五十年を契機として、本年度から道内各地の美術館と連携して地域の文化環境の向上と発信を目指すアートギャラリー北海道を開始。初年度を象徴するイベントとして、道高文連、日本教育公務員弘済会道支部の協力のもと、道内各地から選抜された高校生が北海道の未来の姿を展望する絵画を制作する「北海道みらい地図をつくろう」に取り組んでいる。
道高文連に登録する道内各支部の美術部員二十人でチームを結成し、四月下旬から下絵作成に向けた検討を開始。北海道の未来を想起する図案について意見を出し合い、構想を練り上げた。
六月九・十日、生徒が制作会場の札幌大谷高校に集まり、下絵作業に着手した。
北海道の豊かな自然や都市を背景として、はるかかなたへと続く道を動物たちとともに歩む子どもたちの姿を完成図としてイメージ。およそ畳四畳半の大きさのパネルを四分割し、下絵用紙をかぶせて転写作業に入った。
今後、八・九月に本描き作業を行い、十月に小樽市内で開かれる道高文連全道大会で完成披露。十一月一~七日の芸術週間に合わせ、道庁赤れんが庁舎で完成作品を公開する。また、各道立美術館などでも複製を展示する予定。
(道・道教委 2018-06-14付)
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