31年度高校入学者選抜 学校裁量問題45校55学科で 推薦入学は153校274学科 道教委発表(道・道教委 2018-06-18付)
道教委は十五日、三十一年度公立高校入学者選抜における学校裁量にかかる事項と、推薦入学者選抜における普通科の推薦要件を発表した。一般入学者選抜における学校裁量問題は、江差と苫小牧南など四十五校五十五学科が実施する予定。これによって、学校裁量問題は道内全管内で実施されることとなる。推薦入学者選抜は、百五十三校二百七十四学科で実施を予定している。
三十一年度に一般入学者選抜(学力検査)の実施を予定している学校・学科(コース)数は、市町村立高校を含め二百十四校三百四十三学科。
函館と函館稜北が統合し新設校となることから昨年度より一校二学科の減となる。
二十一年度の入学者選抜から導入され、選択する学校が増加傾向にある学校裁量問題は、四十五校五十五学科が実施する予定。新たに江差と苫小牧南に導入する。これによって、全管内で実施されることとなる。
傾斜配点は、苫小牧南が新たに取り組み、十一校十一学科で実施。
実技は、昨年度と同数の三校三学科、作文は、一校一学科減の二校二学科が行う。
全員面接は、一校二学科減の百六十七校二百八十五学科が導入する。
複数尺度による選抜の比率をみると、「学力検査の成績を重視する」項目では、「学力一〇対評定〇」に変更するのが苫小牧南、「学力九対評定一」に変更するのが函館市内の新設校と帯広三条。羽幌が「学力八対評定二」に変更する。
また「個人調査書の評定を重視する」項目では、苫小牧南が「評定一〇対学力〇」、石狩翔陽が「評定九対学力一」、羽幌が「評定八対学力二」に変更。函館市内の新設校と幕別は「評定六対学力四」とする予定となっている。
一方、推薦入学選抜は、百五十三校二百七十四学科で実施を予定。このうち、普通科は、八十五校八十九学科で実施する。
面接以外では、英語の聞き取りテストが前年度と同じ五校六学科。英語による問答は、新たに苫小牧南、稚内で取り入れるなど九校九学科、実技は昨年度と同様の三校三学科、作文は新規で壮瞥が導入するなど三十七校五十九学科、自己アピール文の提出は前年度より二校三学科少ない九十九校百四十二学科で実施する予定。
道外から出願できる学校・学科は、当別・農業園芸デザイン科、清水・総合学科、標茶・総合学科の新規三校三学科を含む二十一校三十二学科。道教委は、道外から出願できる学校数の増加に向け「今後、リーフレットを作成するなどして周知していく」としている。
三十一年度公立高校入学者選抜は、推薦入学面接が三十一年二月十二日、学力検査が三月五日、合格発表は三月十八日に行われる。
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(道・道教委 2018-06-18付)
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