道内６会場で研修会　道特別支援振興協が評議員会

（関係団体 2018-06-15付）

　道特別支援教育振興協議会（会長・工藤栄光豊富町長）は八日、札幌市内の道第二水産ビルで評議員会を開いた。三十一年度国の特別支援教育に対する要望書について、国に対し財源措置の充実を強く要望することを確認。特別支援教育支援員を対象とする研修会を道内六会場で開くなど、本年度の事業計画や役員を決定した。

　開会に当たり、工藤会長があいさつ。ことし四月から「道障がい者の意思疎通の総合的な支援に関する条例」「道言語としての手話の認識の普及等に関する条例」が施行されるなど、特別支援教育の充実に向けたニーズが一層高まっていると指摘した。

　また、特別支援教育支援員を対象とする研修会などの取組を継続していく考えを示した。

　続いて、道教委の磯貝隆之学校教育長特別支援教育担当局長が、本年度からスタートした新たな特別支援教育に関する基本方針の趣旨を説明。本道における特別支援教育の充実に向けて、参加者に引き続き協力を求めた。

　議事では、三十一年度国の特別支援教育に対する要望書案を決定。

　本道において特別な支援を必要とする子どもの数が増えている状況を踏まえ、国に対し、財源措置の充実を強く要望することを確認した。

　また、特別な教育的支援を必要とする幼児児童生徒への指導・支援の充実に向け、市町村の特別支援教育支援員を対象とする研修会を道内六会場で開くなど、三十年度事業計画を決めた。

　このほか、役員を補充し、三十年度役員を決定した。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝工藤栄光（豊富町長）

▽副会長＝宝田庄十郎（鷹栖町教委教育長）

▽理事＝金平嘉則（沼田町長・新）、馬場希（赤井川村教委教育長・新）、川上満（平取町長）、大野幸孝（知内町長）、田中俊一（今金町教委教育長）、関次雄（小平町長）、川根章夫（佐呂間町長）、宮原達史（音更町教委教育長・新）、佐藤広高（釧路町長）、山﨑守（羅臼町教委教育長・新）、岩渕隆（石狩教育局長・新）

▽監事＝山口幸太郎（千歳市長）、安藤尚志（白老町教委教育長）

(関係団体 2018-06-15付)