けがのリスクを低減　地元企業がラグビーグラウンド整地　遠軽高で

（学校 2018-07-02付）

生徒たちの活躍を願って早期から整地作業に取り組む職員たち

　【網走発】遠軽高校（渋川誠人校長）で六月二十日、地元企業の遠軽舗道㈱によるラグビーグラウンドの整地ボランティアが行われた。「けがの心配なく、練習に集中できるように」と職員五人が一日かけて転圧作業を行った。

　同校ラグビー部は、通算十回の花園出場を果たしている道内屈指の強豪校。遠軽舗道では、ラグビー部ＯＢが入社していることもあり、「地域の子どもたちの活躍を応援したい」との思いで、二十二年からラグビーグラウンドの整地ボランティアを実施している。

　九回目を迎えた今回は、早朝から社員五人が作業に当たった。冬の間に固まったグラウンドをグレーダーでかき起こし、高校が用意した土を入れてタイヤローラーで転圧した。

　一連の作業によってグラウンドのクッション性が復活。練習中のけがのリスクが低減されたことによって、生徒たちが安心して練習に打ち込める環境が整った。

　同社では、来年度以降も整地ボランティアを行うことにしている。

(学校 2018-07-02付)