後志管内の働き方改革行動計画　７月までに１９市町村策定へ　部活動時間は対応分かれる―５日現在、本紙集計

（市町村 2018-07-09付）

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　【小樽発】後志管内全二十市町村における、教員の働き方改革に関する行動計画の策定状況が本紙集計でまとまった。五日現在、計画策定済みの市町村は、小樽市、喜茂別町、寿都町など十六市町村。七月中に黒松内町、倶知安町、神恵内村が策定予定で、合わせて十九市町村が策定する見通し。部活動の休養日や活動時間の設定に関しては、道教委の学校における働き方改革「北海道アクション・プラン」と、スポーツ庁のガイドラインのいずれに準じるかで対応が分かれた。

　道教委はことし三月、北海道アクション・プランを策定。全道の学校で、教員が子どもと向き合う時間を確保するため、働き方改革に向けた業務改善の方向性を示した。

　後志管内では、四月に島牧村、喜茂別町、赤井川村が先んじて教員の働き方改革に関する行動計画を策定。その後も、各市町村が順次計画を策定し、五日現在、十六市町村で計画が策定済みとなっている。

　七月中には、黒松内町、倶知安町、神恵内村で計画を策定する予定。積丹町は、計画策定に向けて検討中となっている。

　策定済みの計画はいずれも、北海道アクション・プランに基づき、三十二年度までに一週間当たりの勤務時間が六十時間を超える教員を全校種でゼロにすることを目標に設定している

　一方、部活動の休養日や活動時間の設定に関しては市町村によって対応が分かれた。北海道アクション・プランに準じ、部活動休養日を「毎週一日以上＋毎月一日以上＋学校閉庁日」の合計日数で設定する地域がある一方、スポーツ庁のガイドラインに準じ「週当たり二日以上」などと設定する地域もあった。

　活動時間については「夏季は午後六時から六時三十分」「冬季は午後五時から五時三十分」などと終了時間を定める市町村が多い。共和町、赤井川村では「二時間」、岩内町、真狩村では「二～三時間」などと具体的な指導時間を設定している。

(市町村 2018-07-09付)