道教委新規事業「英語deトライ」 日ハム選手と楽しく交流 函館市弥生小の5・6年生参加
(市町村 2018-07-09付)

 【函館発】道教委が本年度新たに開始した小学校英語力向上支援事業「英語deトライ」が四日、函館市立弥生小学校(秋山隆行校長)で行われた。講師としてALTや道教委指導主事など四人のほか、プロ野球チーム・北海道日本ハムファイターズのブランドン・レアード選手とマイケル・トンキン選手を招いた。高学年児童六十人は、道案内や自己紹介などをオールイングリッシュで行うなど、選手や講師とのコミュニケーションを楽しみながら英語を学んだ。

 英語deトライは、児童が日常生活で英語を用いた英会話に挑戦することで、英会話への興味・関心を高めることなどが目的。道教委では、試行実施となった今回の成果と課題を精査し、他管内での実施を検討していく。

 当日は、各学年を六つのグループに分けて活動。五年生は各講師との交流を中心に、六年生は両選手や講師をあらかじめ設置している野球場やファストフード店、青果店など六つのポイントまでの道案内と映像などをもとに交流した。

 六年生の道案内では、講師の「I want see a Panda.Please tell me the way to the zoo in this town」などの質問に対し、児童は「Go straight」や「Turn right」「Turn left」などとやり取りしながら、講師が行きたい場所まですべて英語で案内した。

 目的地に到着してからは、各ポイントに関係する映像を視聴し、ファストフードの注文やパフェの中に入れたい果物などについて英語でやり取りした。レアード選手も児童に対して「What do you like sushi?」と質問。児童は「I like maguro」などと、元気に返答していた。

 閉会式では、両選手があいさつ。トンキン選手は「皆さんの英語が上手で、会話できて楽しかった」と述べた。レアード選手は「みんなの夢などを聞くことができて、とても楽しかった」と話した。このあと、代表児童二人に活動修了書が選手二人から手渡された。

 最後に児童を代表して、六年生の関谷結子さんが「二人のことはテレビで応援していました。そんな素晴らしい選手と英語で話すことができて楽しかったです。きょうのことは忘れません」と感謝の言葉を述べた。

(市町村 2018-07-09付)

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