中学校の部活動休養日　週２日以上、年１４０日に　稚内市教委が基準を設定

（市町村 2018-07-13付）

　【稚内発】稚内市教委は、中学校の部活動における休養日および活動時間の基準を定めた。部活動指導員の配置要件として策定したもの。スポーツ庁のガイドラインにのっとり、活動時間は、平日が二時間程度、土日は三時間程度と設定。休養日は週二日以上で、年間で計百四十日間の休養日を設けるとした。体育系・文化系ともに、基準に沿って部活動を行うよう、市内各学校に通知した。

　市内の中学校五校七部で部活動指導員を配置することとなった稚内市教委では、スポーツ庁が作成した『運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン』にのっとった休養日や活動時間の基準を策定した。

　内容をみると、部活動の活動時間は、平日が二時間程度、土日および長期休業期間は三時間程度と規定。学期中、長期休業期間中ともに平日一日、土日いずれか一日の週二日以上を休養日としている。

　ただし、大会に参加した場合は、ほかの日で振り替える。

　さらに、長期休業期間中には、ある程度長期のオフシーズンを設けることとし、夏休み・冬休みにそれぞれ五日、春休みに六日の休養日を定めている。

　定期試験期間中の休養日計二十日間を合わせると、年間の休養日は百四十日間。道教委の学校における働き方改革「北海道アクション・プラン」で示した年間七十三日のおよそ二倍の休養日を設けた。

　市教委では、体育系と文化系いずれの部活動ともに、この基準に沿った活動をするよう、各学校へ通知した。

(市町村 2018-07-13付)