地方創生人材育成制度に関する協定　中学生を町長推薦で入学　仁木町と立命館慶祥高が調印　未来担う人材を

（市町村 2018-09-25付）

協定書を手にする佐藤町長（右）と江川副校長（左）

　【小樽発】仁木町と立命館慶祥高校（久野信之校長）は十三日、地方創生人材育成制度に関する協定を結び、佐藤聖一郎町長と江川順一副校長が代表者名で調印した協定書を取り交わした。佐藤町長は「これからの担い手づくりという問題を前にして、将来に向け大きな希望がもてた」と効果に期待を寄せた。

　協定は、仁木町の未来を担う気概をもった中学生を、町長推薦で同校に入学させ、進学後は地元でインターンシップやフィールドワークを通じ、地域住民と交流を深めるとともに、地元の活性化に還元できるテーマの課題を研究発表することで問題意識をもち、課題解決する方法を見いだし、町の発展に貢献できる人材を育成するもの。

　役場で行われた協定調印式には、佐藤町長、林幸治副町長、立命館慶祥高の江川副校長、石井洋事務長が出席し、佐藤町長と江川副校長が代表者名で調印した協定書を取り交わした。

　協定締結後、江川副校長「仁木町を素晴らしい町にできると思い、協定を締結させてもらった。よい生徒に入学してもらい、町の根幹を支える人材に育ってほしい」、佐藤町長は「これからの担い手づくりという問題を前にして、将来に向け大きな希望がもてた。互いに連携して町の教育発展につなげたい」と語った。

(市町村 2018-09-25付)