恵庭市が建設業者に感謝状　学習環境向上に謝意示す　若草小の支障樹木を重機で伐採

（市町村 2018-09-28付）

左から穂積教育長、只野支店長、青木工事長、佐藤係長

　恵庭市は二十日、市立若草小学校のグラウンド南側の支障樹木四十本を伐採し、児童の学習環境向上に寄与した西江建設（帯広市）・植村建設（赤平市）共同企業体に感謝状を贈呈した。八月上旬に地域貢献活動の一環として若草小の支障樹木を伐採し、児童の学習環境向上に寄与したことをたたえた。

　伐採に当たり、学校生活に支障を来さないよう夏休み中の八月上旬に職員二人、作業員五人、交通誘導員二人の九人体制で作業を展開。フェラバンチャーという特殊な重機で木をつかみながら切断し、チェーンソーでさらに細かくし、高さ七㍍、直径三十㌢㍍前後の樹木四十本（十㌧トラック二台分）を処分した。

　作業前は、グラウンド南側の樹木が成長し、枝葉が道路用地に張り出して、電話線に接触するなど児童の通学にも危険を及ぼしかねない状況にあった。作業後は、見違えるほどすっきりと見通しのよい環境に生まれ変わった。

　二十日に西江建設㈱の只野数明札幌支店長と青木功工事長、植村建設㈱の佐藤博文係長が恵庭市教委を訪れた。穂積邦彦教育長、橋場誠次教育部長ら四人が応対。穂積教育長が原田裕市長からの感謝状を只野支店長に手渡した。

　両社に感謝状を贈呈するのは三回目。穂積教育長は「いつも協力をいただきありがたい」と。橋場部長も「すごい重機を使って、大量の樹木を処分してもらい大変助かった」と感謝の意を表した。

　只野支店長は「公共事業を請け負う建設業者として、地域で困っていることがあれば少しでもお手伝いできれば」とし、今後も地域貢献活動を通して、地域との交流を深めていきたい考えを示した。

(市町村 2018-09-28付)