札幌らしい特色ある学校教育の推進―札幌市教委　１０年間の成果と課題整理　１７日に検討プロジェクト初会合

（市町村 2018-10-12付）

　札幌市教委は、札幌らしい特色ある学校教育の推進にかかる検討プロジェクトの初会合を十七日に開く。札幌らしい特色ある学校教育推進事業にこれまで取り組んできた十年間の成果や課題を整理するとともに、自立した札幌人の育成に一層資する新たな「札幌らしい特色ある学校教育」の在り方を検討。提案内容を十二月にもまとめる。

　事業は、すべての園・学校が札幌の自然環境などを生かしながら、体験的な活動や向上し続けようとする意欲を培うための基盤となる学習活動を明確に位置付け、知・徳・体の調和の取れた学びを推進することが目的。札幌市教育推進の目標に基づく、自立した札幌人を育成するためにすべての学校が共通に取り組む三つのテーマ「北国札幌らしさを学ぶ“雪”」「未来の札幌を見つめる“環境”」「生涯にわたる学びの基盤“読書”」を中心に据えて取組を進めている。

　本年度は事業開始から十年目となるため、保護者を含む学校関係者や学識経験者、市教委職員などで構成する検討プロジェクトを設置。事業のこれまでの成果や課題を整理するとともに、自立した札幌人の育成に一層資する新たな札幌らしい特色ある学校教育の在り方について検討する。

　十七日に第一回会議を開催。検討プロジェクトのスケジュールを確認するほか、基本的な考え方を整理する。

　十一月下旬までに三回程度会議を行い、十二月にも提案内容をまとめる。

(市町村 2018-10-12付)