実践交流し職能向上　日高地区校長会が研修会

（関係団体 2019-01-09付）

会員や管内関係機関の職員約６０人が参加した

　【浦河発】日高地区校長会（奥村尚久会長）は三十年十二月上旬の二日間、新冠町レ・コード館と新ひだか町ホテルローレルを会場に三十年度管内小・中学校長研修会を開いた。会員はじめ、日高教育局や管内の町教委職員、関係機関から約六十人が参加。研究実践の交流や検証、協議を通して職能向上を図った。

　研究主題「新たな知を拓き、人間性豊かな社会を築く日本人の育成を目指す学校教育の推進～北の大地から世界を見つめ、新しい社会の形成に向けて挑戦する子どもを育む学校経営の推進」のもと、管内課題や学校課題の解決に向けた今後の方向性や具体的な方策について研究協議した。

　開会式で、奥村会長は「大きな教育の転換期に校長として携われることを誇りに、指導性を高め、職能向上を目指していこう」と呼びかけた。

　日高教育局の波岸克泰局長と日高管内教育委員会連絡協議会の川上松美会長は、それぞれ後進の育成を喫緊の課題と指摘し、「日々の業務の中で教頭、主幹教諭、主任を意識させ、学校経営者としての資質をもたせてほしい」と要請した。

　初日に行われた全体会では「学校経営ビジョンを有効に機能させるために、マネジメントサイクルに基づき、校長の指導性をどのように発揮したか」をテーマに、グループごとに協議。組織体制の確立や、教頭、主幹教諭、主任、一般教諭を有効に機能させるための方策などについて積極的な意見交流を図った。

　二日目は、提言報告や特別委員会からの報告のほか、日本経営協会専任講師で㈱インターフェース代表取締役の五十嵐仁氏による「学校運営に必要なマネジメントとリーダーシップ」と題した講演が行われ、学校組織の活性化と経営ビジョンの実現に向け研鑚を深めた。

(関係団体 2019-01-09付)