高校授業づくりセミナー・オホーツク局独自事業　小学校の実践に学ぶ　指導力向上へ教諭１６人が研鑚

（道・道教委 2019-03-04付）

　【網走発】オホーツク教育局は二月二十六日、北見市立三輪小学校（石田篤司校長）で高校授業づくりセミナーを開いた。管内高校の教諭十六人が参加。授業参観や研究協議を通して、高校の授業改善に向けて小学校の授業づくりなどについて理解を深めた。

　高校の授業改善に向けて、優れた教育実践をもつ義務教育の学習指導を参考とした研修を行い、指導力向上を図ることを目的に前年度から実施している局独自の取組。学校力向上に関する総合実践事業の実践指定校で、「自ら考え、聴き合い、学びを深める子の育成～豊かな対話を通して」を研究主題に「教材との対話」「他者との対話」「自己との対話」を重視した授業づくりを進めている三輪小を会場に、授業参観や研究協議などを行った。

　遠藤直俊教育支援課長が「自身の授業改善はもとより、校内研修などを活用し学校全体へ研修成果を広めてほしい」とあいさつ。

　続いて、六年一組道徳「広い心で」（境田正吾教諭、児童数四二人）、六年二組社会「世界の人々と共に生きる」（山谷大輔教諭、児童数三七人）の二授業を参観。参加者は、発問や板書などに注目しながら、工夫点や改善点をメモした。

　研究協議に移り、参観した授業について三輪小の教諭を交えてグループ協議。参加者は「スムーズに言語活動を行うためにはどうしたらよいか」「言葉で表現するのが苦手な子への手立ては」など、境田教諭や山谷教諭に様々な質問を投げかけていた。

　このあと、授業改善の方策について高校教諭のみで協議した。

(道・道教委 2019-03-04付)