大樹高と日光教諭に栄誉　十勝局が道教育実践表彰伝達式

（道・道教委 2019-03-01付）

金田校長（中央左）と日光教諭（中央右）

　【帯広発】十勝教育局は二月二十二日、三十年度道教育実践表彰伝達式を執り行った。大橋則之局長が大樹高校を訪れ、金田英司校長と同校の日光梓教諭に表彰状を手渡し、栄誉をたたえた。

　本年度の道教育実践表彰は十勝管内から学校表彰で大樹高、教職員表彰で同校の日光教諭が受賞した。

　大樹高は、文部科学省指定事業「高校における個々の能力・才能を伸ばす特別支援教育充実事業」に取り組み、発達障がいのある生徒への指導方法の開発に努めるとともに、授業のユニバーサルデザイン化や自己肯定感を育む教育、共生社会への理解教育を全校的な体制で推進し、生徒の特性に合わせた指導方法の構築に大きな成果を上げている。

　また、「大樹学」に取り組み、地域の活性化とそれを支える人材の育成を図り、その実践は高く評価されている。

　日光教諭は、文科省指定事業において、特定の生徒に対する通級指導のみならず、「認知特性に応じた教科指導の工夫について」をテーマとした校内研修による授業のユニバーサルデザイン化や、全校生徒に対して学年に応じたコミュニケーションスキルトレーニングを実施するなど、実績は高く評価されている。

　伝達式では、大橋局長が金田校長らに表彰状を手渡し、栄誉をたたえるとともに、今後ますますの活躍に期待を寄せた。　

　金田校長は「教職員と生徒一同が学校づくりにまい進してくれたおかげ。先生たちには“子どもたちのために”をモットーに教育活動を一歩ずつ進めてほしい」と喜びを語った。

　日光教諭は「教育に対して熱い思いをもつ先生たちと、一緒に頑張ってこれた結果だと思う。これからも精一杯、特別支援教育にまい進していきたい」と意気込みを示した。

(道・道教委 2019-03-01付)