管内教育発展へ活躍を　渡島局が管内教育実践表彰式

（道・道教委 2019-02-27付）

本年度は団体と個人合わせて８者が受賞した

　【函館発】渡島教育局は二十二日、道立函館美術館で三十年度渡島管内教育実践表彰式を執り行った。学校教育と社会教育各部門の受賞者に対し、五十嵐晋局長が表彰状を手渡し、これまでの教育活動に敬意を表すとともに、今後の活躍を期待した。

　表彰は昭和四十二年から始まり、今回で五十二回目。本年度は学校教育部門で三校三個人、社会教育部門で一団体一個人が選出された。

　開会式で五十嵐局長は、実践表彰の意義とこれまでの歴史を振り返り、「ＡＩなどが進んでいく世界の中で、今後は他者とのかかわりが一層重要になってくる」と強調した。

　その上で、管内の児童生徒の積極性が高いことにふれ、「皆さんがこれまで子どもと心から向き合ってきた成果」とたたえた。

　最後に、「今後も管内教育のさらなる発展に向けて、活躍してほしい」と呼びかけた。

　来賓あいさつでは、渡島教育委員会連絡協議会の與田敏樹副会長が児童生徒の学力の向上や地域の発展に敬意を示し、「受賞を契機に、さらなる発展と自己研鑚につなげてほしい」と期待を寄せた。

　このあと、受賞者の功績がスライドショーで紹介された。

　スライドショー終了後、受賞者を代表して長万部高校の田邊禎明校長があいさつ。「十七年度から始まった校種間連携は、町から協力を受けながら取り組んでいる。災害や交通面でも対応が進んでいる」とこれまでの協力に感謝したほか、「きょうの受賞をゴールにせず、町の教育界全体でさらなる発展につなげていきたい」と決意を示した。

　表彰式終了後、会場となった函館美術館で開催中の特別展「岩船修三展」を観覧した。

(道・道教委 2019-02-27付)