稚内中央小と松原教諭に　宗谷管内教育実践表彰の受賞者　１日表彰式

（道・道教委 2019-03-01付）

稚内中央小

　【稚内発】宗谷教育局は、三十年度管内教育実践表彰の受賞者を決定した。団体表彰では稚内市立稚内中央小学校（船木真澄校長）、個人表彰では稚内市立潮見が丘小学校の松原美穂教諭が晴れの栄誉に輝いた。表彰状授与式は、きょう一日午後三時から稚内中央小職員室で、午後四時から潮見が丘小校長室で、それぞれ執り行う。

　功績概要はつぎのとおり。＝敬称略＝

【団体表彰】

▼稚内市立稚内中央小学校（船木真澄校長、児童数二〇〇人）

▽授業改善推進チームを活用した全校的な授業改善

　「かしこい子」「思いやりのある子」「たくましい子」の育成を目指し、授業改善推進チームやＩＣＴ機器の効果的な活用による全校的な授業改善を推進するとともに、小中連携による学習習慣の確立に向け地域と一体となった取組を推進し、成果を上げている。

　授業改善推進チームを活用し、推進教員が中心となり、指導過程や指導方法の工夫を図ったり、指導力向上にかかる研修資料を普及啓発したりするなど、全校的な授業改善に取り組んでいる。

　また、すべての普通教室に実物投影機を配置し、ＩＣＴ機器の効果的な活用について、研究授業を中心とした校内研修を行い、日常的な授業改善に生かすよう取り組んでいる。

　さらに、稚内市北地区（稚内中央小学校・稚内中学校）において、小学校と中学校が連携した学習習慣の確立が図られるよう、リーフレットを作成したり、家庭学習キャンペーンを実施したりするなど、保護者や地域住民も含め、地域が一体の取組を進めている。

【個人表彰】

▼松原美穂（稚内市立潮見が丘小学校教諭）

▽外国語活動の授業改善の推進

　英語教育推進リーダーとして、管内の小学校教諭を対象とした外国語活動にかかる研修の講師や稚内市教育研究所「英語教育プロジェクト会議」構成員として新学習指導要領の全面実施に向けた移行期間の指導計画の例を立案するなど、管内の外国語活動の授業改善に大きく貢献している。

　道教委「グローバル化に対応した英語教育指導力向上研修」において、管内の全小学校教員を対象とした研修会で講師を務め、分かりやすい講義や演習を行い、管内の外国語活動指導力向上に貢献した。

　また、稚内市教育研究所「英語教育プロジェクト会議」構成員として新学習指導要領移行期間の指導計画の例を立案し、各校の取組が推進されるよう普及啓発し、外国語活動の充実に貢献した。

　さらに、稚内市教育研究所「ＡＬＴプロジェクト会議」におけるワークショップをはじめ、管内各校の外国語活動の充実を図る校内研修において講師を務め、アクティビティーを充実させる取組を紹介した。

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松原美穂教諭

(道・道教委 2019-03-01付)