外国語とプログラミング教育で冊子作成、全小中に配布 校内研修での活用ねらい―恵庭市教委(市町村 2019-03-11付)
小学校プログラミング教育必修化に向けて
恵庭市教委は、新学習指導要領への対応として『小学校・中学校学習指導要領に関わる留意事項“外国語活動”“外国語”』と『小学校プログラミング教育必修化に向けて』を作成し、市内全小・中学校に配布した。学校と一体となって、新学習指導要領に対応した指導力の向上に向けて取組を進めている。
冊子は、市内で足並みをそろえて外国語活動・プログラミング教育の取組を推進することが目的。また、各学校の校内研修での活用をねらった。
『小学校・中学校学習指導要領に関わる留意事項“外国語活動”“外国語”』は三十年十二月、『小学校プログラミング教育必修化に向けて』は二月に配布した。
うち、『小学校・中学校学習指導要領に関わる留意事項“外国語活動”“外国語”』は、小学校学習指導要領解説「外国語活動」を参考に作成。外国語教育にかかわる学習指導要領改訂の概要を一覧表にまとめている。
また、小学校における外国語教育の担任教師と外国語指導助手(ALT)の役割について解説。
学級担任の役割として授業のマネジメントや障がいのある子どもなどへの指導方法・指導内容の工夫、ALTの役割としてコミュニケーション活動の場面での中心的な指導であることを示している。
『小学校プログラミング教育必修化に向けて』は、教材について、①アンプラグド②ビジュアル③フィジカル―の三つに分類されることを解説している。
①は、コンピューターなどを使用しないプログラミング教材であることを紹介。朝起きてから登校までの手順カードなど、普段の授業の中でも活用できることを示している。
②は、Hour of CodeやScratchなどのコンピューターを用いたものであることを提示。
③は、Micro:bitやOzobotなど、コンピューターでプログラムしたものを実際に作動させる基盤やロボットの教材であることを紹介している。
このほか、特別支援教育におけるプログラミング教育について説明している。
(市町村 2019-03-11付)
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