映像教材など研究成果7件 帯広市教育研究所が説明会
(市町村 2019-03-11付)

帯広市教研研究概要説明
教務主任、研究部長など42人が参加した

 【帯広発】帯広市教育研究所(村松正仁所長)は二月中旬、帯広市内とかちプラザで三十年度研究概要説明会を開いた。市内小・中学校の教務主任、研究(研修)部長、若手教職員など四十二人が参加。地域教材の研究や道徳教育の在り方など、本年度推進した研究内容の説明を聞き、グループ協議で活発に意見を交わしていた。

 同所は、市内各学校・教員の協力のもと、教育の今日的課題について研究を進め、その成果を毎年研究紀要などで発表している。説明会は、一年間の研究の成果や実施事業が各学校において一層活用・実践され、帯広市教育の充実発展につなげることが目的。

 はじめに、村松所長があいさつ。「新学習指導要領全面実施に向けて不安を感じている先生たちの支えに」と説明会の意義や、研究発表に取り組むことの重要性に理解を求めた。

 発表は五つのグループに分かれて行い、地域教材グループが「小学校三・四年生社会科副読本『おびひろ』に関する研究」「映像教材開発に関する研究」、学習指導評価グループが「CRT分析・傾向と対策と指導方法工夫改善ビデオについて」、生徒指導グループが「“特別支援教育”に関する研究」「“道徳教育”の在り方に関する研究」、情報教育グループが「ICTを活用した教育に関する研究」、外国語教育グループが「授業で役立つ小学校外国語の情報提供・実践紹介」と、七つの研究内容を発表した。

 うち、地域教材グループ「映像教材開発に関する研究」では、授業で使える「見て分かる」映像教材として「おびぐるまっぷ」を開発したことを紹介。「おびぐるまっぷ」はPC上で視覚的に操作でき、帯広市の地図上に副読本の内容を表示できるアプリケーション。教室内の液晶テレビに簡単に投影でき、今後、市教委クラウド型サーバーを通して配信する見通しを示した。

 このあと、参加者は各グループのブースを訪れ、活発に意見交流した。

(市町村 2019-03-11付)

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