一層の活躍に期待　日高局が道教育実践表彰伝達式

（道・道教委 2019-03-27付）

静内第三中の盛永校長（左から２人目）

　【浦河発】日高教育局は二月下旬、三十年度道教育実践表彰伝達式を執り行った。波岸克泰局長が新ひだか町立静内第三中学校と平取高校を訪問。学校表彰を受賞した静内第三中の盛永明寿校長と教職員表彰を受賞した平取高の荒木智教諭に表彰状を手渡し、功績をたたえた。

　本年度の道教育実践表彰は、日高管内から学校表彰で静内第三中、教職員表彰で平取高の荒木教諭が受賞した。

　静内第三中は、夢や目標に向かって一生懸命努力できる生徒の育成を目指し、研究主題「自ら学び、進んで課題を解決していこうとする生徒の育成」に基づき、組織的・計画的な校内研究の推進と学習内容の確実な定着に向けた授業改善で、大きな成果を上げている。

　また、主体的・対話的で深い学びの実現に向け、授業の質の向上に向けた授業研究や全教科等において、共同的な学びを取り入れ、教員の指導力向上と生徒の学力の育成を図るほか、地域の担い手としての資質・能力を育むキャリア教育の推進に努めている。

　荒木教諭は、長年にわたり、高校および特別支援学校の保健体育科教諭として教科指導とともに、生徒指導部長として生徒の規範意識醸成や自己肯定感、自己有用感の育成に向けた校内体制づくりと平取町や小・中学校と連携した取組に尽力した。

　特に、中高一貫ふるさとキャリア教育推進事業において、町や小・中学校と連携し子ども議会を企画開催し、児童生徒が地域の課題と向き合い、自己の在り方や生き方をともに考える機会をつくるなど、児童生徒のキャリア形成や健全育成の実現に向け大きく貢献した。

　伝達式では、波岸局長が両校を訪問し、盛永校長と荒木教諭に表彰状を手渡し、栄誉をたたえるとともに、今後一層の活動の充実に期待を寄せた。

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平取高の荒木教諭（中央）

(道・道教委 2019-03-27付)