道立図書館第３次事業推進計画　市町村支援など６項目　全施策に目標指標を設定

（道・道教委 2019-03-27付）

目標指標（クリックすると拡大表示されます）

　道立図書館は、三十一年度から四年間を期間とした第三次事業推進計画を策定した。市町村支援の推進など六項目を施策目標として掲げ、今後の取り組むべき方向性を明記。計画素案からの変更点として、全施策項目に最終年度までの目標指標を盛り込んだ。計画の推進に当たっては、毎年度、推進計画に基づく各種施策の実施状況、効果、課題等について点検、評価を行い、その結果を反映させながら実効性のある計画の推進に努めていく方針だ。

　道立図書館では、二十年度から計画期間を五年間とする道立図書館事業推進計画に基づき、図書館機能の充実や図書館振興施策の計画的・効果的な推進に努めてきた。

　新しい推進計画の策定に当たっては、道教育推進計画や道子どもの読書活動推進計画における施策の方向性とともに、国の図書館の設置および運営上の望ましい基準の内容を踏まえたものとした。

　計画は、①計画の策定②道立図書館の目指す方向③施策目標と対応方向④施策を推進するために―の四章立てで構成。うち、第三章では「市町村支援の推進」「課題解決型サービスの充実」など、六項目を施策目標として設定し、それぞれ取り組むべき方向性を示した。

　計画素案からの変更点として、すべての施策項目に最終年度までの目標指標を設定。「協力サービス・市町村活動支援事業を利用する市町村数百七十九市町村」「高齢者・障がい者向け資料の紹介と関係会議・研修等への参加延べ五十件」「他機関や民間企業・団体、ボランティア等との連携による事業の実施件数六十件」を目指すことなどを掲げた。

　計画の推進に当たっては、ＰＤＣＡサイクルの考えに基づき、毎年度、推進計画に基づく、各種施策の実施状況、効果、課題等について点検、評価を行い、その結果を反映させながら実効性のある計画の推進に努めていく。

(道・道教委 2019-03-27付)