札幌市中学校教頭会が総会開く　新会長に藤王氏（平岡中央中）　３１年度研究計画など決定

（関係団体 2019-04-17付）

藤王会長

　札幌市中学校教頭会は15日、ホテルライフォート札幌で31年度総会を開いた。主題「豊かな人間性と創造性を育み未来を拓く学校教育」のもと、各専門部で研究を推進し、教頭の職能向上に努めるなど、31年度の研究計画などを決定。役員改選では新会長に平岡中央中学校の藤王尚之教頭を選任した。

　冒頭、鈴木克明会長があいさつ。職務について1人で抱えることなく、教頭間のネットワークを活用することを求めた。また、働き方改革について心身の健康のため、働きやすく働きがいのある職場づくりを目指す必要性にふれ「活気ある職場づくりに取り組んでほしい」と呼びかけた。

　来賓あいさつでは、札幌市教委の相沢克明学校教育部長と札幌市中学校長会の橋本敏昭会長が登壇。相沢学校教育部長は本年度の札幌市学校教育の重点について、学校間の接続やつながりを大切にしていることにふれた上で、健康に留意して職務に取り組むよう呼びかけた。

　橋本会長は、教頭としてフットワークやネットワーク、チームワークを大切にするほか、人材育成に取り組むことを求めた。

　新会員の紹介に続く議事では、30年度の事業などを報告したほか、31年度の活動方針や計画、役員体制などを決定した。

　活動方針では、「研修活動の一層の充実を図り、教頭の職能向上に努める」「会員相互の連絡・交流活動を重視し、当面する学校運営上の課題の解明に努める」「関係諸機関・団体（道教頭会、市教委、校長会、市小教頭会など）との連携を密にし、本会の活動の充実に努める」など5つの柱を確認した。

　研究計画では、主題「豊かな人間性と創造性を育み未来を拓く学校教育」のもと、「子ども（保護者）の立場から学校教育の在り方を考える」「学習指導要領の理念に基づいた教育課程編成の研究を行う」「札幌市学校教育の重点を見据えた研究を行う」など、5つの視点から研究を進めていくこととした。

　研究計画では、定例会・研修会のほか、7月31日～8月2日の第61回全国公立学校教頭会研究大会滋賀大会などについて確認。また、11月12日に全日研修会、2020年1月8日に新年講演会を開くこととした。

　役員改選では、新会長に平岡中央中の藤王教頭を選任。藤王新会長は教頭会を有意義な情報交換の場や充実した研修の場とするため「新役員とともに力を合わせて努力していく」と抱負を述べた。

　道出向役員を除く本年度役員はつぎのとおり。

＝敬称略＝

▽会長＝藤王尚之（平岡中央中・新）

▽副会長＝鈴木克明（東月寒中・新）

▽事務局長＝横川広志（新川西中・新）

▽事務局次長＝桑原俊二（あいの里東中・新）、小林大介（定山渓中・新）

▽会計経理＝金澤敦（美香保中）、下川宣弘（藻岩中）

(関係団体 2019-04-17付)