札幌市小学校教頭会が総会開く　新会長に関根氏（山鼻南小）　教育進展へ研究、研修を

（関係団体 2019-04-18付）

抱負を述べる関根新会長

　札幌市小学校教頭会は16日、市内の白石区民センターで31年度総会を開いた。31年度の活動方針などを決定。役員改選では、新会長に山鼻南小学校の関根治彦教頭を選出した。

　冒頭、宗石会長があいさつ。子どもたちの健やかな成長のほか、職員の健康や精神的な豊かさに目を向ける重要性を強調した。

　来賓あいさつでは、札幌市教委の檜田英樹教育次長と札幌市小学校長会の佐藤裕三会長が登壇。檜田教育次長は「昨年の全国大会での成果をもち帰って、日々の課題の解決に尽力いただければ」と話した。また、札幌の子どもたちの豊かな学びを支えるための力添えを求めた。

　佐藤会長は、校長だけではなく、担任などとの情報交換を通じて「危機管理の意識を高めて」と伝えた。

　活動方針では、人間性豊かな児童を育てる学校教育の推進を図り、教頭の職能を一層高めるための研修活動を充実させ、札幌市の教育の進展に寄与することとした。

　また、3ヵ年計画の研究主題「共に生きる心と知を育む社会に開かれた活力ある学校づくり～たくましく生きる力の育成」の最終年として、①協働的な学びを構築する②社会とのつながりを積極的にもつ③活力ある学校をつくる―の3点を重視した学校づくりを目指す。

　研究推進の基本構想では、教頭職として専門性を高めるための課題研究を行うとともに、会員の視野と認識を広める研修を実施することを決定。

　また、「これまで積み上げてきた成果と残された課題を踏まえた研究の継続性」「同僚性を発揮した組織的な研究としての協働性」「教頭としての職務遂行や自校の課題に関連させる関与性」の3本柱を研究推進のキーワードとして実践研究を行っていくことを確認した。

　このあと、役員改選を行い、新会長に関根教頭を選出。関根新会長は、教頭会の運営について「旗振り役を務めたい。みんなが笑顔になれる教頭会にしていきたい」と抱負を述べた。

　道出向役員を除く本年度の役員はつぎのとおり。

　　　　　　　＝敬称略＝

▽会長＝関根治彦（山鼻南小・新）

▽副会長＝阿部孝則（光陽小）

▽事務局長＝山田浩富（資生館小・新）

▽事務局次長＝長野文洋（北小・新）

▽会計＝本間真理（新陵小・新）

▽特別会計＝佐藤直哉（八軒西小・新）

▽監査委員＝三浦史人（南小）、神島正和（三里塚小）、平林徹（北光小・新）

(関係団体 2019-04-18付)