石狩管内小中教頭会総会　後藤氏が新会長に就任　組織・運営の研究推進

（関係団体 2019-04-17付）

抱負を述べる後藤新会長（左）

　石狩管内小中学校教頭会は12日、札幌市内のかでる2・7で31年度総会を開いた。研究課題「組織・運営に関する課題」について、本年度は研究最終年次として組織運営に視点を当てていくことを確認。役員改選では、江別市立江別第一小学校の後藤章夫教頭を新会長に選任した。

　冒頭、布施裕会長があいさつ。これまでの取組を振り返った上で「今後は教職員が子どもたちとしっかり向き合える時間をつくりながら、学習指導要領で求められている授業改善に取り組まなければいけない」と述べた。

　また「校長が示すビジョンに向かって教職員を動かし、実際に学校の舵を切っていくのは教頭の仕事」と強調。学校の要としての役割を果たせるよう、互いの絆を深めていくことを呼びかけた。

　来賓あいさつでは、石狩管内教育委員会協議会教育長会を代表し荒谷順一郎新篠津村教育長と、石狩管内小中学校長会の出村好孝会長らが登壇。

　荒谷教育長は、新しい教育課程の全面実施が迫っていることにふれ「円滑な実施に向けて、教頭の立場で力を発揮してもらいたい」と述べ、教頭会の飛躍と発展を期待した。

　出村会長は「教頭先生には常に校長を補佐し、学校運営の要として活躍いただいている」と教頭の尽力に対し謝意を示した。「目の前の子どもたちのために、教職員一人ひとりの力を信じ、学校として力を付けていくことが大切。心身ともに健康に留意し、活躍してほしい」と期待した。

　議事では、30年度会務報告、会計決算などを行ったほか、31年度の活動方針や活動内容などについて審議。研究課題「組織・運営に関する課題」について、3ヵ年継続研究最終年度を迎える本年度は組織運営に視点を当てて研究を進めることを確認した。

　また、来年度からの新たな管内研究計画の策定作業を進めていくとした。

　このあと役員改選を行い、江別市立江別第一小学校の後藤会長を新会長に選任。

　後藤会長は、管内の子どもたちのために会員とともに取り組んでいくと抱負を述べた。

　本年度の役員はつぎのとおり。　　　　＝敬称略＝

▽会長＝後藤章夫（江別市立江別第一小・新）

▽副会長＝東祐史（千歳市立末広小・新）、佐藤貢（北広島市立大曲小・新）

▽事務局長＝山口歩（江別市江別第一中・新）

▽事務局次長＝高橋浩子（北広島市立広葉中）、前田真志（千歳市立千歳中・新）

▽会計＝庄隆晃（石狩市立南線小・新）

▽監査＝照山秀一（恵庭市立恵明中・新）、玉腰武（石狩市立花川南小・新）

(関係団体 2019-04-17付)