宗谷校長会３１年度総会・研修会　使命自覚し指導力発揮　役員改選　大島会長を再任

（関係団体 2019-04-19付）

本年度の活動の重点や活動計画などを確認した

　【稚内発】宗谷校長会は16日、宗谷合同庁舎で31年度総会・研修会を開いた。本年度の運営方針や活動の重点などを審議。校長としての使命を自覚し指導力を発揮して、学校・家庭・地域が一体となった宗谷教育の充実、活力ある学校づくりに全力で取り組んでいくことを確認した。役員改選では、稚内市立潮見が丘小学校の大島朗校長を会長に再任した。

　冒頭、大島会長は「管内教育の質の向上、学力向上を目指す上で、時代の要請に応える授業改善が重要な課題」と強調。さらに、いじめ・不登校など生徒指導上の問題や学校における働き方改革、服務規律の徹底などの課題について、「この転換期に学校の舵取りを任されている我々校長会の果たす役割はますます大きなものとなっている。チーム宗谷校長会として横のつながりを大切にし、励まし合い支え合い、学び続けながら、管内教育の充実に努めたい」と語った。

　来賓あいさつで宗谷教育局の宮岡孝博局長は、組織マネジメントについて「校長としての学校経営方針や具体的方策がすべての教員に伝わり、学校が一体となって機能することが重要。教育局としても子どもたちの確かな成長に向けて皆さんとの連携をさらに強化し、管内全学校の総合力向上に向けた取組を進めていきたい」と話した。

　議事では、「校長としての使命を自覚し、自らの職能向上に努めると同時に指導性を発揮し、教職員の研修活動の活性化を図り、保護者や地域の期待に応える学校経営の充実に努める」など3つの運営方針と、「生きる力を育む教育課程の編成・実施・評価・改善に努め愛情と信頼に基づく活力ある学校経営の推進に努める」など4つの活動の重点を決定した。

　役員改選では、大島会長を再任。大島会長は「大きな変化を迎える中、会員相互の研鑚のため、自らの職能向上のために、互いに支え合いながら力を合わせて頑張っていきたい」と述べた。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝大島朗（稚内市立潮見が丘小）

▽副会長＝加賀誠（枝幸町立枝幸中）、本間一臣（稚内市立稚内東中）、塩﨑由雄（稚内市立潮見が丘中）、沢口智（中頓別町立中頓別小・新）、藤田淳（猿払村立鬼志別小・新）

▽事務局長＝杉本浩一（稚内市立稚内南小）

▽事務局次長＝吉﨑健一（幌延町立幌延小）、山田篤秀（稚内市立声問小）、桜井和則（枝幸町立枝幸小・新）、三野宮誠一（猿払村立浅茅野小・新）、大谷智昭（豊富町立豊富中・新）

▽会計＝細谷隆志（浜頓別町立浜頓別中・新）

▽会計監査＝小林清一（豊富町立豊富小・新）、中尾忠（稚内市立稚内南中・新）

▽幹事＝佐藤佳弘（利尻富士町立鴛泊中）、畠山博次（利尻町立沓形小）、林智宏（礼文町立香深中・新）

(関係団体 2019-04-19付)