石教研の役員研修会・定期総会　新会長に小笠原校長（千歳市青葉中）　全員で協働研究研究を創り上げる

（関係団体 2019-04-19付）

抱負を述べる小笠原新会長

　石狩管内教育研究会（＝石教研）は11日、北広島市内の石狩教育研修センターで31年度役員研修会・定期総会を開いた。30年度の運営を総括したほか、本年度の運営に関する基本計画や活動日程を協議。役員改選では、新会長に副会長を務めていた千歳市立青葉中学校の小笠原輝幸校長を選出した。

　役員研修会の冒頭、小笠原副会長があいさつ。石教研の歴史や30年度の活動を振り返るとともに、本年度から第54次研究に入ることにふれ、「全員で創りあげる石狩の“協働”研究～仲間とともに未来を切り拓く子どもを育てよう！」を基本姿勢として活動を進めることを確認した。また「先行き不透明な未来に子どもたちを送り出す我々の教育の在り方について、今まで以上に協働研究が求められている」とし、研究協議を通してより充実した活動を進めることを要請した。

　続いて、来賓として石狩管内教育委員会協議会教育長会の吉田孝志北広島市教育長と石狩教育研修センターの浅田眞所長があいさつ。

　吉田教育長は「共同」「協同」「協働」それぞれの意味の違いを挙げた上で「管内の教職員が共通の目標をもち、一人ひとりが主体的・創造的に実践を行って、それをつなぎ合わせることで管内の教育実践になる。“協働”の言葉を強く打ちだして、石狩の協働研究の原点を確認してもらいたい」と激励した。

　浅田所長は、本年度の管内における新規採用者が70人を超えていることにふれ「石狩の将来を担っていくのは彼ら。各学校はもちろん、管内として組織的に育てていく必要がある」と呼びかけた。

　続いて、30年度運営の総括を行い、石教研の一般業務や各部門の活動内容を報告したほか、管内各市町村の研究団体担当者が30年度の取組について説明。

　定期総会では、30年度の活動内容や会計決算を承認したほか、本年度の運営基本計画と活動日程、会計予算などについて審議した。

　また、役員を選出し、小笠原新会長はじめ新体制を決定。小笠原新会長は、石教研活動が「一人の百歩より百人の一歩」を合言葉に取組を進めてきたことにふれ「全員で協働研究を創りあげることで、石狩の子どもたちのため役立てていければ」と抱負を述べた。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝小笠原輝幸（千歳市立青葉中・新）

▽副会長＝山田聡（千歳市立千歳第二小・新）、松原謙二（江別市立大麻中・新）、平沼敦（江別市立上江別小・新）

▽事務局長＝草野智大（北広島市立北の台小・新）

▽監査委員＝高松篤（北広島市立西の里中）、小森亨（当別町立当別中・新）、武藤幹太（千歳市立緑小・新）

(関係団体 2019-04-19付)