道研連が総会・所長研修会　８月に滝川で大会開催

（関係団体 2019-04-26付）

再任された北村委員長は時代の変化に対応することを求めた

　道教育研究所連盟（＝道研連）は１９日、江別市内の道立教育研究所で総会・所長研修会を開いた。３１年度の事業計画では、８月に滝川市で第７４回道研究所連盟研究発表大会兼第６１回全国教育研究所連盟北海道地区研究発表大会を開催することなどを決定。役員改選では、委員長に道立教育研究所の北村善春所長を再任した。

　開会に当たり、道研の北村所長があいさつ。新採用教員の大量採用や現職教員の年齢構成のばらつきなどにふれ、「未来の教育を創造するためには、経験や年齢構成に応じた研修や本道の広域性を踏まえた研修の在り方を一層考えなくてはならない」と強調。その上で、「研修で得た知識や考え方などを、どのようにほかの教員に伝え道全体の教育の充実につなげていくのかも考えて改善に取り組んでいかなければならない」と呼びかけた。

　また、「子どもたちばかりではなく、時代の変化に柔軟に対応するために学び続ける姿勢や、多様な人々との協働などを通して未来志向の生き方を実現していくことが、大人自身に求められている」とし、教育改革が求める教育の本質やその背景を深く理解し、各地域や学校の実態に応じた教育を創造することの重要性を説いた。

　議事では、３０年度の事業、監査報告などを承認。３１年度の事業計画や役員などを決定した。

　８月２９～３０日に、滝川市のホテルスエヒロで第７４回道研究所連盟研究発表大会兼第６１回全国教育研究所連盟北海道地区研究発表大会を開く。また、共同研究主題「これからの時代の教員に求められる資質・能力の向上に係る支援の在り方」について、３年次計画の３年目となる本年度も引き続き推進していくことを確認した。

　役員改選では、委員長に道研の北村所長を再任した。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽委員長＝北村善春（道立教育研究所長）

▽副委員長＝相沢克明（札幌市教育センター所長・新）、岩田稔（空知教育センター所長）、佐藤保（上川教育研修センター所長・新）

▽会計監査＝萬直樹（江別市教育研究所長）、渡邉強（岩見沢市立教育研究所長）、森貴仁（小樽市教育研究所長・新）

(関係団体 2019-04-26付)